本・マンガ

食べる私

面白い本でした。 どんな内容か、巻末の「あとがきにかえて」には、こんなふうに書かれていました。 P389 食べものについて語れば、人間の核心が見えてくる。 その理由は簡単だ。食べることは、生きること。・・・ ・・・ 本書は、二〇一三年三月号から足か…

違う?同じ?誤差?

こちらは養老孟司さんのお話です。 感覚は違いを感じとっている、言葉は同じにする・・・とても興味深かったです。 P204 ・・・去年の12月に北海道大学の数学者の津田一郎さんが『心はすべて数学である』という本を書かれました。・・・ 私は前から思ってい…

バカ田大学講義録なのだ!

赤塚不二夫生誕80年企画として、架空の「バカ田大学」を実在の大学で開講するというイベントがあったそうで、その書籍化されたものを読みました。 読んでいると不思議と連想がふくらむようなお話が多かったです。 こちらは坂田明さんのお話です。 P130 まず…

今をあきらめない

この辺りもなんて立派な、と・・・驚いてばかりでした。 P204 「将来が不安」 そのように思われる方も多いでしょう。 僕のことをお話しすれば、未来のことはわかりませんが、おそらく今と変わりなく感覚過敏の課題解決に取り組んでいると思います。自分がや…

わかってもらえても、もらえなくても

困っていると伝えることは必要、ただ期待しすぎず、というバランス感覚、この若さでよく・・・と驚きました。 P190 「感覚過敏のある子どもが将来のために何を準備したほうがいいか」について、明確な答えを僕は持っていません。 ただ、自分の困っていること…

感覚過敏の僕が感じる世界

こんなに大変な世界を生きているんだ・・・ということに驚き、また、思考のバランス感覚のすばらしさにも驚きました。 P90 「食べられないものが多いのは人類の絶滅回避プログラムだ」と言ったのは僕の母です。 母自身、僕が食べないことに悩んだり苦労した…

里山のシイナのほぼ片づけ日記

なんの本だろう?と手に取ったら、購入した古民家を片づける過程が記録された本で、すごい大変そう・・・だけどなんか勇気づけられる・・・YouTubeも、みんな見たくなるだろうなぁと思いました。 おわりに、にはこのように書かれていました。 P120 この物件…

父親の自覚とは・・・

この見立て、とても興味深かったです。 P138 夏休みに関西に帰り、何年かぶりにサラリーマン時代の同僚女性に連絡をしたら、最近離婚をしてコンビニでバイトをしながら実家で子供を育てているという。 ちょうど育児関係のエッセイを書いているという話をする…

パパいや、めろん

AIにまつわるエッセイが面白かった海猫沢めろんさん・・・の名前を、そういえば子育て本の棚で見かけたことがあったような?と思い、見てみたらありました。 視点が面白かったです。 P6 震災がおきた2011年。シェアハウスで同居していた彼女とのあいだに…

人生の十か条

辻仁成さんのエッセイ。 なんだか絶妙にちょうどいい感覚で、読んでよかったです。 P39 「頑張り過ぎず、とことんやらず、 ほどほどに生きて、まっとうしたい我が人生」 P106 人が疲れる 十の理由 その一。やりたくないことをやるから その二。無理して頑張…

情動と理性

この辺りのお話も、興味深いな~と思いました。 P92 小堀 これは脳と関係があると思うから、養老先生にお聞きしたいのですが、八十代の男性患者で、何か外部で変化があると、「バカ、バカ」と言う人がいるんです。幸い、奥さんには言わないのですが、看護師…

死を受け入れること

小堀鷗一郎さんと養老孟司さんの対談、興味深く読みました。 P64 養老 僕は「気がついたら死んでいた」がいいです。よく、「死ぬならがんになるのがいい」と言う人がいます。死ぬ前に準備ができるから。だけど僕は、そういうことをしたいとは思いません。行…

「その後」のゲゲゲの女房

表紙の「あるがままに。すべてに感謝!!」という言葉を見て、ほんとうにいつもそうありたい・・・と思い、手に取りました。 P3 思えば私の人生は、自らオールを手にして舵をとる生き方ではありませんでした。自分一人の力で逆流を乗り越えることなどできるわ…

見えるものは・・・

このエピソード、印象に残りました。 P194 手前のベッドの上に一人の父親がおり、その横に2人の少年がいるのがわかった。・・・ ・・・彼らの顔は正視しづらかった。両目とも正常なようだし、鼻の穴も口も開いていて、あの取材を断られてしまったフードの男…

ガザ、西岸地区、アンマン

こちらの本も読んでみました。 P92 ヤセル・ハープ。45歳。16歳から3歳まで3人の娘と2人の息子を育てる父親だ。 ガザ出身で2004年からMSFで働くようになったが、それまで人道援助団体があることさえ知らなかった。自分の日々の目的は家族を養うことだと思っ…

それぞれの・・・

このお二人へのインタビューも印象に残りました。 P435 目のくりくりした、笑顔の優しいファビアンはアヴィニョン生まれで、今回が初ミッションという初々しいスタッフであった。 もともとパリでソーラーシステムの仕事をしていたというから、環境問題に興味…

共に進む

ここも印象に残りました。 P355 さて、この活動を取り仕切っている「国境なき医師団」側のトップ、ジョーダン・ワイリーはどんな人物か。・・・ ・・・ 米国ポートランド出身。もともとは一般病院でスタッフ・トレーニングや災害救急マネジメントなどの仕事…

敬意

印象に残ったところです。 P208 ・・・プレハブの施設が建っていた。施設の入り口には白いアウトドア用の屋根が張ってあって、様々な形の椅子が置かれていた。・・・ 蒸した施設の中にはけっこう人がいた。それは簡易的な医院で、訪ねてくる患者さんに薬を処…

「国境なき医師団」を見に行く

「俺は『国境なき医師団』の広報から取材を受けた。・・・で、向こうから取材を受け始めて10分も経っていなかったような印象があるのだが、俺は団の活動が多岐にわたっていることを知り、そのことがあまりに外部に伝わっていないと思うやいなや、〝現場を…

つながる

文庫は2冊に分かれていて、こちらには、著者の振り返りの感想が書かれていて、印象に残りました。 P217 さて、旅を終え、帰国してから6年、単行本の刊行から3年半が経ちました。・・・「キッチハイク」という概念を発見してから、僕はその虜になりました…

キッチハイク!

おもしろい本でした。今はこんな活動 株式会社キッチハイク - KitchHike, Inc. をされてるそうです。 こちらは巻末の、内田樹さんの解説です。 P216 不思議な本である。一人の青年が世界各地の一般家庭を訪ねて、そこで家庭料理をご馳走になって、その様子を…

ゴリラは戦わない

たまたま山極寿一さんの本を続いて読みました。 こちらは小菅正夫さんとの対談です。 P45 山極 人間とゴリラの違い、例えば相撲の力士はぶつかりますね。でも、ゴリラはドラミングをしてもぶつからない。ドラミングは、ぶつからないための〝架空の闘争〟なん…

脳が外へ出てる?

へぇ~~~と、また少し世界の見え方が変わったような気がしたお話です。 P135 養老 生物は「遺伝子系」と「神経系」の二つを持ってるんですね。それでね、面白いことに、両方がたまたま同じものをつくることがあるんです。一つはね、いちばんはっきりしてい…

虫とゴリラ

養老孟司さんと山極寿一さんの対談本、興味深く読みました。 P50 山極 ・・・僕は小さい頃、『ドリトル先生 アフリカゆき』なんかを読んで、「鳥や動物たちと話ができるようになりたい」なんて思っていたんですよ。「動物たちは人間のように、それぞれの言葉…

すべて錯覚

やっぱりどうもそのようですが、よく出来すぎてるなぁ・・・と不思議な気持ちになります。 P245 ―これまでぼくが取材してきた技術というのは、すべて「人間の幸せ」というところに集約されている気がするんです。前野さんは、ロボット技術を突きつめて幸せの…

私ってどこにいるの?

つながってる、やっぱりすべて連動してますよね・・・と思いつつ読んだところです。 P183 その日とるべき行動をアドバイスしてくれるシステム「ライフシグナルズ」を自作し、それに従って生きているという矢野さん。・・・ ―そもそも、この研究はいつから始…

幸福の研究

「満たされる」ことではなく、そこに「水が入っていく感覚」の方が大事、というところ、ちょっと目から鱗でした。 P104 ―ぼくは、神林長平というSF作家がすごい好きなんですけれど、彼は、遠い未来に、機械が知性を持ったときに読むための小説を書いている、…

心は、あると思えば存在する

「どうすれば『人』を創れるか」も面白かった、石黒先生のお話、興味深いです。 P87 ―すごく聞きたかったことが一つあるんです。石黒先生、最初の頃に自分の娘さんをロボットでつくられてますよね。 ・・・ ・・・自分の娘さんと、ロボットの娘さん、先生が…

リアリティ

この辺りのお話も興味深かったです。 P61 ―人間って「一回性」に固執するじゃないですか。話を聞いていると、3Dプリンタでモノを生み出す行為にはundoできる感じがつきまとうんですよね。ぼくは、そこが3Dプリンタの長所でもあり短所でもあると思ってい…

3Dプリンタ

この本が出版されてからもう何年も経っているということは、今はどこまで進んでいるんだろう・・・と驚きつつ読みました。 P43 さて、知りたいのはやはり、田中さんが本で書いていた「3Dプリンタ生物説」についてです。まず、なんでそんな妙なことを考えた…