宇宙人の訪問

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 部屋に宇宙人が訪ねてきた体験、興味深いです。

 

P154

 2006年のある晩、僕は強い警告感で目を覚ました。誰かがアパートに入ってきたという強い感覚があったのだ。僕の意識は身体から抜け出ていった。誰かが僕の意識を身体から取り出したみたいな奇妙な感覚だった。・・・

 その「気配」は男性の印象だった。身長170センチ。髪はまったくない。大きな目で僕をみつめながら近づいてきた。この時点ですでに恐怖感でフリーズしていた。なぜ彼が現れたのか理由がわからず、僕の意識は彼に向って集中していった。できるかぎり遠く離れたいと感じているのに、彼に接近していくしか選択肢がなかった。彼の目からわずか2センチほどの至近距離で対峙した。

 きれいなブルーの肌、瞳孔は人間と同じ形でシルバーグレー。強く印象に残ったのは彼の目から発せられた意識だった。その目で僕の心は奥底まで見通された。そう感じて恥ずかしさでいっぱいになった。彼はただ僕を見つめていただけ。なんの評価も表現もしなかった。・・・彼の目の奥には壮大な宇宙が広がっていた。全宇宙を映し出すような、はるかに違う次元が現れていた。

 その後、何が起こったのかはよくわからない。残念ながら記憶が残っていないのだ。今も思い出せない。

 この出会いの影響で、翌日から3日間ほど、自分の波動が影響する範囲が広がったように感じた。第六感の感覚も鋭利になった。まるで違う惑星から戻ってきたような感覚が続いた。・・・

 しかもその日、この印象的な気配の訪問を体験したのは僕だけではなかった。ちょうどそのとき、コネチカット州出身のアメリカ人の友達が僕の家に泊まっていた。

 この夜、彼もとつぜん警告感で目が覚め、魂が身体から抜け出した。彼の魂は部屋の天井まで飛んでいき、そこから「ケープを着てフードを被った誰かが部屋に入ってきたのを見た」という。その侵入してきた「誰か」からは壮大な意識を感じて畏怖をおぼえたが、その後の記憶はない。ただ、人間ではない存在がアパートを訪ねてきたことだけは翌日もはっきりと憶えていた。・・・

 

道を消す

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 ある日、ワンネスへの道を消したというエピソード、印象的でした。

 

P135

 僕には気分や直感として、魂の求めるものが聞こえてくる。波や風のように。後ろから波が押し寄せてきたり、そよ風がいつのまにか吹いてくるような感覚で、いつも驚く。

 魂が何を求めているかわかったのは数年後だ。最初はワンネスを自分で起こしても、その先どうすればよいか、何が起きるのか、何もわからなかった。

 ある日、することがなくて、ふとワンネスを誘起してその感覚でも楽しもうかと思った。その瞬間、心に矛盾が生まれた。僕の要求とワンネスの次元がかみ合わない。はじめてだった。そういう自分勝手なきっかけはワンネス体験を汚すように思えた。ワンネスはあくまでも神聖な体験で、習得したりコントロールしたりできるものではない。

 あるとき、ワンネスの状態を体験していて、光る液体が僕の頭上からお尻まで通り過ぎていった。その液体は白く発光しており、まるで意識を持つ宇宙が身体の中を通ったような感じだった。なぜそのような白く光る液体が僕の身体を通り過ぎていったのか、自分を観察してみた。おそらく、ワンネス体験のおかげで人にも世界にも広がっていた僕の意識や共感覚が、日常の現実を生きるなかでだんだん窮屈で偏狭になっていたのだろう。

 きれいな水が流れていたはずの水道管が時間の経過とともに汚れていき、ときどきパイプの中を洗浄する必要があるように、僕というパイプにも汚れが付着し、光が通りにくくなっていたのを強制的に洗い流されたのだと思う。実際、その光る液体が通り過ぎたあと、僕は肉体的な痛みを感じた。

 僕はワンネスを呼び起こす状態ではなくなったのに気づいた。心の掃除が必要だと思った。いつの間にこんなに汚れが溜まってしまったのだろう。

 さらにもう一つ思ったことがある。ワンネスは、脳の「安定」への期待とは真逆に、つねに「変動」する。・・・いつも変化している。躍動する宇宙と同じだ。

 ・・・ワンネスは野生動物と一緒で、自然のなかで環境と調和しながら生きている。行く先は本能次第。宇宙のバランス次第なのだ。

 だからその日、ワンネスを解放することに決めた。

 ワンネスの起こし方を忘れようと決めたその瞬間を、今でもよく覚えている。

 その決意はハートの奥から響いてきた。「今の心はワンネスを体験する理想の状態ではなくなった。ワンネスの起こし方を忘れ、もういちど違う方法でワンネスまでたどり着こう」と。

 ・・・

 あの日、僕は生まれ変わった。新しい自分が生まれたのだ。それは感覚でわかった。

 奥にあったものがようやく表に出たような感覚だった。ずっと外に出たかった自分が、やっと出られた。生きている感覚を初めてのことのように体験する、真新しい自分がいた。

誕生も死も…

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 誕生も死も、同等の美しい現象に見えたというお話です。

 

P124

 僕の経験では、ワンネス感覚を体験しているあいだ、時間の感覚は完全になくなる。まず、時間というものが消滅し、すべてが「今」になる。過去、未来、現在は一つになる。過去から未来へという直線的な時間軸がなくなり、一つとなるのだ。それがわかったのは、親しい人たちの誕生と死の瞬間を見せられたからだった。人生にとってもっとも重要な瞬間、誕生と死の場面が一つの瞬間として目前に現れたのだ。それを見ていると、彼らに対する愛おしさで心がいっぱいになった。

 ふだん僕たちは、赤ん坊の誕生は喜びとして、人の死は悲しい出来事として経験する。でもワンネスを体験すると、魂の立場からこの二つが同等に見えるようになり、両方ともとても美しい現象に見えた。身体に入る前の希望と興奮、さまざまな体験を重ねて身体から離れていくときに描く感謝の気持ちと喜び。死ぬときは身体から離れ、それまで積み重ねた体験と人間関係の豊かさで心が満たされている。それを眺めている僕も、喜びと悲しみを超えた素晴らしい気持ちでその死を見つめていた。

 

P130

 ワンネスを繰り返し体験して、「魂の声」と「脳の声」を区別できるようになった。

 魂には時間が存在しない。魂にとって、物質的なモノは意味を持たないが、人間として学んだことや人と築いてきた関係性など無形の経験は宝となる。肉体はただの道具で一時的な形をとっているにすぎない。感情、とりわけ愛は魂の言語であり、宇宙とつながる鍵だ。

 魂の声が判別できるようになると、魂からのヒントが心の中で聞こえ、魂の気持ちがはっきりわかる。ハートを通して魂からの情熱があふれるように伝わってくる。安定した脳の次元とは異なり、魂の次元はダイナミックで非物質的なため、魂からのヒントのほとんどは脳の想像範囲を超える。新鮮で新しいトーンを帯びている。

 

 

一人ひとりが創造者

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 私たちみんながこの世界の創造者であり、そこにはスピリットの応援があり…わかりやすく書いてくれていました。

 

P114

 次第にわかってきたのはこういうことだ。僕たち一人ひとりが創造者で、つくり出したいものを念じて宇宙へ送り、宇宙は鏡のようにそれを実体として映し返す。そのプロセスは一から十まで時間がかかるが、最初のステップは「思い」だ。思いは漠然とした雲となり、それがだんだん形ある実態となっていくことで物質的な次元で具現化される。

 ・・・

 ・・・最終的にわかったことは、波動によって同じ波動レベルの物事や人物が引き寄せられてくるということだ。まさに「類は友を呼ぶ」の通り、自分の波動によってそれに見合う環境が備わっていく現象を数多く目撃した。それは物事や人物だけではなく、目に見えない存在についても同様だ。自分の波動が上がると、さまざまなスピリットやあの世の霊たちも見えてくるようになった。

 ・・・人々を見つめていて一番驚いたのは、・・・スピリットの存在だ。通りを歩く人のまわりに寄り添う、たくさんのスピリットたち。なかには亡くなった人の霊もいたが、多くは身体を持たずにこの地上で活動している存在だった。スピリットたちは人のすぐそばにいて、霊的に励ましたり、その人の考えをじっと見守っていたりする。・・・そういったスピリットと人間との関係はどれもポジティブで、人々にスピリチュアルな支援をしているように見えた。

 ・・・

 スピリットたちは皆、心から人間を支えたいと願っていた。・・・

 ・・・ 

 僕が見たスピリットはとても自由に人々のあいだを闊歩していた。何より驚いたのは、その存在の多さだった。一人、二人といった数ではなく、そこらじゅうにあふれている。人間一人につき少なくとも一人のスピリットが付き添っていた。

 

 

ワンネス体験を起こす要素

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 

 ワンネスの感覚の生まれる瞬間は…こんな風に分析してくれているのを読んだのは初めてでした。

 

P104

 ワンネスの感覚が生まれるたび、その直前の要因を見つけようとしては何度も失敗した。・・・

 ・・・

 これだ!

 感覚の生まれる瞬間をとらえた。はじめてだった。相手に対する共感、自分のことのように人を心から思う深い気持ち。そこからワンネス体験が起こっていた。そこからすべての人に対する愛が生まれる。・・・相手との境目がないこと。人と一体になっている瞬間だ。

 そして共感からワンネスへと発展するには、もう一つ必要な要素があった。それは高い波動―宇宙人が訪れるときぐらいの―だ。それにはどうすればよいかと考えていると、以前の体験からヒントが見えてきた。“訪れ”が頻繁だった頃、クラシック音楽や高音域の音楽を避けていた。そういう音楽を聴くと、気配がより強くなったからだ。つまり、そういった音楽には波動を高める効果があるということだ。

 ・・・

 音楽を用意し、先日の手紙をもう一度読んだ。共感、その子への愛おしさがこみ上げてくる……出た!ワンネスの感覚が生まれた。それが深いワンネス感覚に発展しそうになる直前、脳で記憶しようと試みた。すると感覚は止まった。終了だ。

 これは重要な学びだった。ワンネスは脳では体験できないばかりか、逆に脳はワンネスの邪魔になる。判断をいっさい介入させず、ただ観察する姿勢でなければ、共感からワンネスへと発展することはない。意識の働く場所を、脳からハートに移す必要があるのだ。

 こうしてワンネス体験を起こす要素がわかった。あとで述べるように、まずベースに「魂の合意」がなければならないが、そのうえで次の三つが必要となる。

・共感

・高い波動

・観察に徹する姿勢(頭ではなくハートで感じる)

 この三つの要素がそろうと、感動の花が咲きはじめる。この感動の花がワンネス体験への扉になる。扉が開くと、そこは無条件で無境界の愛の世界。その愛に包まれていると、ついには自分が愛そのものに溶けていく。・・・「宇宙=愛=わたし」が一つに融合したものとして存在する。

ワンネスの扉

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 

トレーナー仲間の幸さんからお借りして読みました。

ワンネス体験記、とても興味深かったです。

また印象に残ったところを書き留めておきます。

 

P92

 通りを歩いているとき、ふと頭の中で誰かと会話していたことに気づいた。・・・話しているのは僕で、誰だかわからない相手に説明されたことを、僕が繰り返していた。

 そうなんだ!過去と未来はただ僕たちの頭がつくり出したもので、本当は存在しない。存在しているのは今だけ、この「現在」だけだ。つまり、躍動する宇宙なんだ!

 そう言い終わった瞬間、僕の感覚と視覚が別のものに変わった。いつもの街並みと同時にもう一つのフォーカスが現れ、銀河の螺旋が渦巻いているダイナミックな宇宙の動きが見えた。目に映る空の色が青から緑に変わり、宇宙と自分が一体となった感覚に呆然とした。・・・

 ・・・

 ・・・壮大で、荘厳で、どう言葉を費やしても足りないほど美しい体験だった。宇宙は螺旋を描きながら動いていた。その宇宙の躍動を感じることができたなんて!

 ・・・

 ときどき、「生(ライフ)」そのものである躍動を感じる。この動き、この循環。世界と、世界が全体となって動くときの活発な力。それは信じられないほど美しく、精密に動くので、これを前にすると、たちどころに涙がこみ上げる。

 そして完全に圧倒される。そのとき、「私」はなくなり、この動きと一体化する。その美しさに涙が出る。生きることがこれほど美しいとは。

 ・・・

 当初、こうした体験をどう解釈していいかわからず、勝手な呼び名をつけていた。それは・・・「現実を一瞬かいま見る体験」・・・長いネーミングだが、その体験に名前をつけるとしたら、ほかに呼びようがなかった。

「現実を一瞬かいま見る体験」は「生(ライフ)」、「生きることの美しさ」から始まる。その美しさは、大きな悲しみと大きな喜びが一つになったような不思議な美しさだ。悲しみと喜びが一つに統合され、日常生活ではとうてい感じられないほどの圧倒的な力強さで心に押し寄せてくる。胸がとても苦しくなる。苦しいのに、生きるとはなんと尊い体験なのかと、あふれる思いに感極まって涙がとまらなくなる。・・・

「私」がなくなった心でまわりを見渡すと、そこには「愛」「美しさ」「悲しみ」しか見えなかった。テーマは「生」への愛。この愛は、「私」が「生」を愛するのではない。「愛=宇宙=わたし」だった。・・・ありとあらゆるものが自分のハートとなり、やがて宇宙と一体になっていく。喜びや楽しさばかりではなく、悲しみや痛みも同時に感じる。でも、感じているハートそのものが美しいのだ。

ガリバー旅行記

臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」 (単行本)

ガリバー旅行記が時空を旅して書かれたものだとは、へぇ~でした。

 

P156

 ・・・私たちの中にはどういうきっかけかわかりませんが、意識を肉体から分離して、過去や未来に自由に時空を移動できた人もいたのではないかと思います。その一人が『ガリバー旅行記』を書いたジョナサン・スウィフトです。

 彼は、ガリバーという男を主人公にして、さまざまな国に旅した物語を書いています。でもあれはフィクションではなく、彼が実際に時空を旅して見てきたものを題材にしているのではないかと私は思っています。

 その証拠に、彼は火星の衛星フォボスダイモスが発見される一〇〇年以上も前に、火星の二つの衛星について『ガリバー旅行記』に書いているのです。宇宙に詳しい私の目から見ると、衛星の大きさや軌道など、驚くほどフォボスダイモスに一致します。

 私は二二歳で臨死状態になり、しばらく入院していたときに、百科事典でフォボスダイモスについて調べたことがあります。

 すると「フォボスダイモスについては『ガリバー旅行記』にも記されている」と当然のことのように書いてあって、「百科事典なのに、そんな不正確な書き方をしていいのだろうか」とびっくりしたことがあります。一〇〇年以上も前に出版された『ガリバー旅行記』に、なぜまだ発見されていない火星の衛星についての記述があるのでしょうか。これこそがスウィフトがタイムトラベラーだった証拠ではないでしょうか。