ちょっと死について考えてみたら怖くなかった

こういう場があるっていいなと思いました。 P18 「人生の最期に食べるなら何がいい?」 「お葬式でかけてほしい曲はある?」 「みんなに見送られて死にたい?それとも猫のように一人で死にたい?」 私が営む終活スナック「めめんともり」では、あちらこちら…

こんなとき私はどうしてきたか

丁寧な観察や言葉かけ、参考になることばかりでした。 P28 乱数発生法については日本大学精神科・井村恒郎先生のお弟子さんの学位論文が出ています。その論文によれば、「できるだけデタラメに1から9までの数を言ってください」と指示すると、急性期ではな…

患者の前で医者が考えていること

なるほど、そういう背景や事情が…と参考になりました。 P30 手術件数が多いことがいい病院の条件と書いてきましたが、話を一歩進めると、いい外科医とは手術をしないという判断をできる医者のことでもあります。 あえて古い例を出しますが、アナウンサーの逸…

世界はチャレンジにあふれている 高齢者ケアをめぐるヨーロッパ&中国紀行

タイトルの通り、世界ではこんな取り組みがされていて、実現可能なのだなと、視野が広がりました。 P3 デンマークでは老人ホーム(特養・プライエム)を解体して、高齢者住宅(プライエボーリ・ケア付き住宅)とコンセプトを変え、「住まいとケアの分離」を…

「できる」と「できない」の間の人

印象に残るお話がたくさんありました。 P5 いつも何かと何かの間に引っかかって、何者にもなれずにいる。いつもジタバタともがくばかりで、どこにも根を張れず、肩書きもないまま齢だけ重ねてきた。 そんなふうにいつも中途半端なのは、大事な何かが、私に欠…

濱田マリの親子バトル!

お母さんから褒めちぎられて、気持ち悪いくらい、と感じてたのに、気づけば似てきてるという濱田マリさん、ステキだなーと思いつつ読みました。 P51 親を名乗るからには子供に尊敬されたい。チカラ技ではなく、インテリジェンスやちょっとしたテクニックで。…

口笛のはなし

口笛のはなし、こんな世界もあったとは、初めて知ることばかりでした。 P62 ―口笛の大会に初めて参加したのは、では、メキシコから帰国してからですか。 武田 そうです。第四回日本オープンくちぶえ音楽コンクールに初出場して準優勝しました。・・・ ・・・…

ことばの番人

髙橋秀実さんの髙の字、この本を読むまでこっちの髙だと気づいてませんでした(;^_^A へぇ~がいっぱいで、面白かったです。 P20 ・・・私もよく使うフレーズなのだが、『大辞林 第三版』(三省堂 二〇〇六年)などは「幼少」について、こう記している。 自分…

世界なんて、まだ終わらないというのに

個人的なペーパーバックのイメージにぴったりな、不思議な空気感の短編集でした。 小説の一部を抜き出しても・・・と思いつつ、試食的な感じで・・・ P289 しかし、この重みはなんだろう。「時間」だろうか。 近ごろ、おれはこうした重みについて考えている…

前人未到

お二人の対談、興味深く読みました。 P4 対談は、山中先生の豊富な知識と経験に導かれ、勝負のあり方や若返りの可能性、AI(人工知能)の未来、人間の可能性まで、本当にさまざまなトピックについてお話しさせていただいています。 中でも、異分野の知識に触…

古典を読んだら、悩みが消えた。つづき

つづきです。 この孔子の教え、印象に残りました。 P228 孔子は「自分は若いときは賤しかった」と書いています。 出生も恵まれたものではありませんでした。おそらくは貧しい少年期を送り、差別もされていた。孔子はその中でなんとかしようとさまざまな工夫…

古典を読んだら、悩みが消えた。

初心忘るべからずってそういう意味だったのですね・・・など、参考になるお話がいっぱいでした。 P160 能にはシテとワキがいます。主役はシテです。そして私はワキ方に属します。ワキ方に属する役者は、一生ワキだけをします。 シテになるか、ワキになるかは…

こころは今日も旅をする

五木ひろしさんの名前が、五木寛之さんからきていたとは、初めて知りました。 P60 エレベーターで思いだすのは、かつて、有名なお寺の近くのホテルで、金ピカの衣を着た偉そうなお坊さんと乗り合わせたときのことだ。 私とそのお坊さんと、二人だけが一階か…

あちこちガタが来てるけど心は元気! 80代で見つけた生きる幸せ

やって楽しいことができたら、こんなに変わる・・・すごいなーと思いながら読みました。 P2 初めまして。G3sewing(じーさんソーイング)です。 私たちは、84歳の父、80歳の母、50歳の三女の私でやっている小さなソーイングチームです。・・・ 「親子で仲が…

障害者支援員もやもや日記

心に残るエピソードがいろいろありました。 P3 経営していた会社が倒産したとき、私は還暦をとっくにすぎていた。 ・・・ 残された人脈を頼りに企業コンサルや医師のゴーストライターなどをやって、しばらく糊口をしのいでいたが、収入は不安定だった。・・…

風をとおすレッスン 人と人のあいだ

読めてよかった、と思う本でした。 P14 ・・・アメリカのポール・ギャリコという作家の『七つの人形の恋物語』(1954年)という作品・・・ ・・・この作品を初めて読んだときは、かなり違和感があった。設定がとても風変りなのである。 主人公のムーシュは女…

うつ病とサッカー 元ドイツ代表GKロベルト・エンケの隠された闘いの記録

終章に、このように書いてありました。 「GKというものは絶望や失望、恐怖を隠すための練習に一生を捧げるものだ。常に冷静さを保つロベルトの能力は、うつに支配されていた時にも生き続けていたのである。しかしこの能力はまた彼の破滅の原因ともなった。な…

ぼくとがんの7年

医師でしかもがんに詳しい方が、がんになったらどのように感じ、考え、判断したか・・・貴重な記録だなと思いました。 P121 ・・・ぼくは余りにも多くのものを背負っている。20代、30代の頃は若さに任せて人生を走ってきた。ひたすら仕事に邁進し、生きると…

ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで

マンガの間にコラムもはさんであって、読みやすくわかりやすかったです。 P62 患者さんやご家族が不安やつらさを感じることなく、自宅で安心しておだやかに過ごせるためには、在宅医療にかかわるスタッフが、医療知識だけでなく、患者さんに必要な医療保険、…

ツユクサナツコの一生

マンガの文字だけ書きとめるのも味気ないですが、印象に残ったところを・・・ P152 おつかれさまでした~ おつかれさまでした~ 今日は新しいバイトの子来たし、ちょっとノリノリで仕事したな 〝仕事できるわたし〟を、誰かに見てもろてスゴイと思われたい感…

モノに心はあるのか 動物行動学から考える「世界の仕組み」

こういう視点もあるのだなと興味深く読みました。 ちょっと難しいところもありましたが(;^ω^) P70 私たちは、「時・空間的に不確かな行動決定機構」を備えるからこそ、個体として、決して機械ではありません。不確かな行動決定機構をもたらす、多数の行動決…

HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!

様々な問題や希望や・・・あらゆることが含まれたお話でした。 P11 浦河で取材を始めた二〇二三年、私は札幌の劇場でインド映画『RRR』を観た(映画の製作は前年)。・・・見終わった後は痛快にして爽快―この映画の底知れぬエネルギーは、私が出会った「彼ら…

本の花 料理も、小説も、写真も

平松洋子さんの書いた書評を集めた一冊。 読んだことない本がいっぱい出てきました。 P206 フェイスブックもブログもLINEもツイッターも一切合切なんにもやらないわたしだが、『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』を読んで、滝に打たれたようなすがすがしい気…

レシピ未満のおいしい食べ方

へぇ~、なるほど!でした。 P62 にらと水菜は一緒に食べる 「にらと水菜を合わせる」なんて、初めて聞く方は驚かれるのではないでしょうか?でも、おひたしにするとこの2つはよく合うのです。島根県の松江にある居酒屋で出会ったとき、その相性のよさにび…

きょうの肴なに食べよう?

「絶望書店」の中に、著者の「アジの味」が紹介されていて、他にも読んでみたいと思い、手に取りました。 P12 幼い頃、私は病弱なうえに偏食もきつかった。偏食がきつくて病弱になったのか、もともと病弱だったのに偏食がきつくてさらに病弱になったのかはわ…

何も持たず存在するということ

角田光代さんの20年近く前のエッセイ集、おもしろかったです。 P39 一番苦手な乗りものは飛行機だが、異国を旅するのが好きなのでどうしても世話になる。・・・ それで毎回感心することがある。航空会社はじつに個性に満ちあふれており、その個性が機内の隅…

52歳、今ようやく人生が始まるの

いつになったら発作が落ち着くかわからない日々を経て、ほんとに今ようやく、という感覚だろうなと想像しつつ読みました。 P32 私は「正社員」として働いた経験がありません。 資格を持っているわけでもないし、パソコンもできない。だから、Instagramも動画…

耳の聞こえないお医者さん、今日も大忙し

訳者あとがきに、こんな風に書かれていました。 「患者との交流がいきいきと描かれているのが、本書の大きな魅力だ。カラフルでちぐはぐな服装とわれがねのような声が特徴の、マッチョな老人デーン・ストロング、睡眠薬を手に入れるためにあの手この手を使う…

歌うように伝えたい 人生を中断した私の再生と希望

塩見三省さんのエッセイ、興味深く読みました。 P2 それまではまあ順調な俳優人生を送ってきたと思う。ところが、脳出血で左半身に不具合が残って7年経った。5年前からこの身体で少しずつではあるがまたカメラの前に立つこともできている。 病を患ってから…

看取り犬・文福 人の命に寄り添う奇跡のペット物語

犬も猫もなんてやさしい・・・あったかいお話ばかりでした。 P18 2の1ユニットのリーダー・坂田弘子が文福の不思議な能力に気がついたのは、『さくらの里山科』がオープンして2年近く経ったころだった。 「なんだか文福は、今日はずーっと井上ヤスさんの…