変わった人たち

世界は広いなーと感じられると、少し呼吸が楽になる気がします。 P184 一九八二年、タイの田舎から突然一人の婦人が姿を消した。南タイのナラシワット州に住んでいたジャエヤエナ・ベウラヘンさんは当時五十歳をちょっと過ぎたばかり。いつも行っているよう…

平常心

「退屈で忙しくて、何ということもない平常心を失わないこと」というくだりが、印象に残りました。 P57 まだ若い時、私はただ或る現実として「うちは夫婦共、ゴルフというものをしないんです」と言った。・・・ ・・・ ・・・私の言葉を聞いた相手はにこやか…

日本ならではの・・・

日本の社会の特徴的なエピソードだなと印象に残りました。 P169 昔、私のうちに「うちの奥さん」と私が呼んでいたお手伝いさんがいた。私より少し年上で美人で上品でお料理がうまくて、どうしてうちのような粗雑な家に来てくれたのか、その経緯は今もよくわ…

感謝

曽野綾子さんのエッセイ、興味深く読みました。 P54 私は今までに何度も普通の観光コースでない旅行をした。サハラ縦断や、アフリカの国々の奥地で働くシスターたちを訪ねた。そんな時こまごまと、ひたすら自分がガマンをしなくてもいいような品物を卑怯にも…

体験を分かち合うこと

なにかドラマを見ているみたいに、登場する人たちの笑顔がいっぱい浮かびました。 P205 ・・・一般的に、特にローマ以南のイタリアでは、「独占」を嫌悪し「分かち合い」に価値を置く傾向が強い。そこには、カトリックの「分かち合い」の精神が深く関係して…

おしゃべり修業

「一生懸命」しゃべるとか、会話を楽しくするとか、シンプルにいいな~と思いました。 P137 ・・・イタリア人は本当に「一生懸命」しゃべる。どんな話題であれ、話をする時は自分が知っている限りの知識を駆使し、記憶の引き出しからエピソードをひっぱり出…

イタリア人はピッツァ一切れでも盛り上がれる

なんか楽しそう?と思って手に取りました。 こちらは、そういうこと大事だな~と思った話です。 P106 うちの姪っ子たちに限らず、若い人たちの受け答えを聞いていると、彼らが何の根拠もなく、見えない誰か(あるいは何か)に遠慮して話しているような気がし…

既成概念にこだわりを持たない

親子三代にわたって、大きくて広くて深いなあ・・・と思いました。 P67 日本に一時帰国していた頃、家に遊びに来た幼馴染の友人が母に「お母さんはマリさんが貧乏で働かない彼氏と苦労していることについて、別れてほしいと思わないのですか」とストレートに…

ムスコ物語

ヤマザキマリさんのエッセイ、とても興味深く読みました。 P57 懐妊告知のあったその夜、私がキューバへボランティアへ行くきっかけとなった知人の彼女であるキューバ人のクリスティーナと会い、この事態を告げた。するとクリスティーナは「うわあ!」と声を…

私が本からもらったもの

8人の翻訳家の方々と、本との出会いや転機などをテーマに対談したものをまとめた本。面白かったです。 「本からもらったものは?」という質問に対する答は、このようでした。 ドイツ文学の鈴木芳子さん P32 鈴木 ズバリ生きることですね。生きる喜び、それ…

良太くんの話

「もうあかんわ日記」より先に出版された、こちらの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」も、読めてよかったです。 P42 わたしは4歳下の弟・良太と、1泊2日の旅行をすることになった。 良太は、生まれつきダウン症という染色体の異常…

もうあかんと言えたから・・・

さいごはこんな風に結ばれていました。 P312 ・・・母と、おもむろに話しまして。 「今回、病気になってよかったとか、意味があったとか、思う?」 「思うわけないやん!やってられへんでこんなもん!」 オゥ。 病気には意味があるとか、神様がくれた休憩と…

前向きなあきらめと、やさしい妥協と、心からの敬意

このイマジネーション生物のアイディア、「そういうことばかり思いついてしまう」って、やっぱりこの方の視点や発想はすごいなぁと思いました。 P270 いくつかの物件を見てまわるとき、わたしの視界には母がくっきり浮かぶ。落ち着いてほしい、母は死んでな…

もうあかんわ日記

岸田奈美さんの「もうあかん」日常・・・大変すぎる中に笑いや優しさがあって、糸井さんが帯に書いているように、大物だ、ほんとすごい、と思いました。 P3 たった三十七日の間に、いろんなことがあった。ありすぎた。 一言でいうならば、いままで見て見ぬフ…

小さいコトが気になります

益田ミリさんのエッセイ、楽しく読みました。 P50 お金を拾う夢をよく見た時期がある。 会社員を辞め、あてもなく上京して間もない頃だった。貯金や退職金もあったし、お金に困っていたわけではなかったのだが、夢の中では、お金が落ちていないかと、人通り…

「面白い」という視点

そうありたいなと思いながら読みました。 P113 ・・・皆さんにお聞きします。「悪いこと」ってなんですか? コップ半分の水。「なんだぁ半分しかねーや」とこれは否定的です。「やったぁ!半分も入ってる」これは肯定的です。良いも悪いも人間の見かた次第で…

村上和雄さんとのお話

村上和雄さんとの対談も載っていました。 ベートーベンのドイツ語の幻聴って、、、すごいエピソードだなぁとびっくりしました。 P109 花緑 村上先生は、ダーウィンの進化論には一部否定的で、動物は弱肉強食だが、人間はそうではないから発展したとおっしゃ…

花緑の幸せ入門

あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 縁起のよさそうなタイトルの本から、始めたいと思います(^^) 柳家花緑さん、スピリチュアルな世界に詳しいとは、この本で初めて知りました。 P188 私は、あの世はあると思っていま…

楽しむ姿勢

BIGBOSS新庄さんも、逆境が欲しいって言っていたことを思い出しました。 P103 先日、コンサルタントの福島正伸先生の合宿にゲストで呼んでいただいたのですが、そこで、こんな問題が出されました。 「5万円入っている財布を落としました。これは何のチャン…

大切にすると・・・

フィギュアスケートの羽生結弦さんも、自分の体や道具やアイスリンクにお礼を言ってるなと思い出しました。 P75 イチローが、バットやグローブやシューズをとても大切にしていることは有名な話です。 大リーグでは道具の手入れをしてくれる専属スタッフがい…

ニッポンのココロの教科書

日本人が大切に受け継いできた叡智から導き出す、幸せになれる法則ということで、いろんなお話が載っていました。結構知らないことがいっぱいありました。 P32 1月1日。お正月。 ・・・ 日本人にとって、お正月とは、”あの人“が年に一度やってくる特別な日…

ニッポン西遊記

「神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた」にいたる前に、日本の神社を巡った話が収録されている本です。 この部分は本筋からは外れるエピソードですが、いろんな社会があるな~と印象に残りました。 P177 2012年の夏に、NHKBSプレミアムのドキュメ…

ユダヤとのつながり

この辺りも興味深く読みました。 P92 エルサレムに初めて神殿を建てたソロモン王の時代、紀元前10世紀頃、外国との交易を広げるために大型の船・タルシシュ船が東アジアまで行き来していました。こんな大昔に大型船でアジアまで物資を運んでいたと思うとワク…

神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた

初めは「古事記」の舞台となったところを訪ねていたそうですが、そのルーツを探って行ったらイスラエルにまで繋がったということで、このタイトル。 面白かったです。 P82 剣山は鶴亀山とも言われています。 ここで出てくるのが、またもやあの「かごめ」の歌…

人生の道しるべ

吉本ばななさんと宮本輝さんの対談、興味深く読みました。 P12 宮本 ぼくは若い頃、社員数が百八十人くらいの広告代理店でサラリーマンをしていたんですよ。 吉本 広告代理店……。意外です! ・・・ 宮本 ・・・この人たちはなんで物事をもう少し真剣に考えな…

1日、1日、1音、1音

この辺りのお話も印象に残りました。 P40 もし今、「若いころに戻りたいですか?」と聞かれたら、答えは「いいえ」。これは決して強がりではなく、若くなんかなりたくはありません。 それは、今にいたるまでに積んできたものの貴重さ、それが表現者にとって…

96歳のピアニスト

元気が湧いてくるような明るいエネルギーをもらえる本でした。 100歳の今も現役ピアニストとして活動されています。 P14 毎朝、東の窓から差し込む朝日で目が覚めます。 朝の光って本当にきれい。そして、窓の外を眺めると空がパーッと開けていて、ああ、…

バゲットアスパラ田舎道

たまたまパリの本を続けて読みました。 ご両親もパリが大好きで、子どもの頃から憧れていた著者が、夫の転勤で叶ったパリ暮らしを語ってくれます。 お国柄の違いって面白いなぁと思いました。 P118 七月からの二カ月は、フランス中がバカンス・ムード一色に…

自然に無理なく・・・

こんなに肩に力が入らない赤ちゃんとの暮らしがあるなんて、びっくりしました。 P162 国際的大企業で、税務コンサルタントとして働き、私生活では事実婚、30歳で最初の子どもを産む。いまどきのパリジェンヌらしいプロフィールを持つ、エマニュエル。 「アー…

パリママの24時間

とても興味深く読みました。 どんな内容か、はじめに、と、あとがきを引用します。 P1 外国の人の話を聞くのが面白いのは、「普通のこと」「常識」が微妙に違っていて、そちら側から見ると、自分の辛い状況や困ったできごとが、ふっと違うふうに見えてくるか…