バウルの歌を探しに

バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録 (幻冬舎文庫)

「バウルの歌を探しに」という本、前から読みたいなと思ってて、最近読めました。
ユネスコ無形文化遺産に登録されているのに、正体がよくわからない「バウルの歌」を聴くために、バングラデシュへ旅立った著者の体験をまとめたもので、とても面白かったです♪
新しいセミナー「本質に気づく、目覚めのコース」http://www.aqu-aca.com/seminar/towakeup/の内容とかぶるところもあって、ちょうど出来上がる頃に読めたので、つながってるな〜と思いました(^^)
印象に残ったところを書きとめておきます。

P341
 バウルとは、昔の言葉で「風を探す」という意味だそうだ。
 風とはつまり、呼吸のこと。
 バウルは、命の風を探す人々なのである。

P168
 ・・・次なる目的地であるクッドゥスのグル、ユヌス・シャの家へ向かった。・・・
 ユヌス・シャは、ベッドの上にゆったりと腰かけていた。パジャマのような水色の綿のシャツを身に着け、お腹がビール腹のように膨らみ、顔は白髪交じりの豊かな髯で覆われていた。一見した限り普通の中年男性で、"グル"のオーラは感じさせない。しかし、クッドゥスによれば、彼にはすでに百人以上の弟子がいるそうだ。
 ・・・
 ユヌス・シャは静かな声で続けた。
「我々は、なぜメッカ巡礼に行くのだろう?メッカに行けば何かを見つけられるのか?宇宙か?神か?でも、結局答はすべて人間の体の中にあるのではないか。人間の体の中から、この世界が生まれる。いい人間も悪い人間も、結局は人間から生まれてくる。人間を尊敬して大切にすれば、悪い世界は生まれない。自分がよい人間を残せれば、世界は今よりもよくなる。そう、人間の体がすべての源なのだ。自分の中にこそ、自分のメッカ(聖地)があるのだよ。その場所を私たちは探しているのだ」