面白かったです(笑)。
<もし遭遇したら>という対処法のヒントもありました。
P2
職場、ご近所、電車の中……見渡せばどこにでもいる、〝悪い人ではないんだけどちょっとめんどくさい人〟、それがアカンヒトです。
まず、知ってほしいのですが「アカンヒト」=「ダメな人」ではありません。
「あかん」という関西弁は、私も普段からよく使いますが、すごくはっきりしているようで、柔らかさも入った不思議な言葉です。
「そんなんしてたらあかんで~」「今月もうお金ないからあかんわ~」
「私、トマトあかんねん~」「あかん!寝坊した!」
非常に汎用性が高く、関西の日常会話で頻繁に出てきます。
ちなみに「あかん」の対義語は「あかんくない」です。
〝あかん=拒否度100%〟というわけではなく、どことなく〝ダメ60%〟、残りは「しゃーないなぁ」とか「かなわんなぁ」「しんどいわぁ」という意味も混ざった、関西特有のホワっとした「諦め」も込められている言葉なのです。
・・・
周りにいたらめんどくさいし、しんどいけど、害ばかりではないし良いところもある。「まぁこんな人もおるか、しゃーないな」と諦めつつ、うまく付き合っていくか、できるだけかかわらずに済むように努力する。そんな、愛すべきところは特にないけれど、大嫌いにもなりきれない、アカンヒト。
本書では、今まで、アカンヒトに山ほど遭遇してきた私が、じっくり観察してきたアカンヒトの生態を細かく書いてみました。
P10
アカンヒトFILE 001 違う違うそれは違う 全否定さん
会話の中でいきなり否定されると、悲しい気持ちになってしまいますよね。よっぽど的外れな意見を言ってしまったのなら文句はありません。しかし、こちらが何を言ってもとりあえず否定から入る人いませんか?ときには、こっちは何も言ってないのに否定されたり、相談してきたから意見を言っただけなのに「いや、違う」と、否定されたり……。わけわからん!そんな、全否定さんと話していると、モヤモヤして疲れてしまうのです。
全否定さん「上司が嫌いで会社行きたくないんだよね」
私「え、そうなの?」
全否定さん「違うの、別にいじめられてるとかじゃなくて」
私「(なんも言ってないけど)そうなんだ。嫌な人がいるんだね」
全否定さん「いや、嫌な人っていうか、とにかく細かいのよ」
私「あぁ、そういう人いるよね」
全否定さん「いや、なかなかいないよ!あんな人。昨日も死ぬほどチェックされちゃってさ」
私「細かいんだ」
全否定さん「いや、細かいっていうか、細かすぎるんだって!」
私「(細かいでよくない?)その上司のせいで会社行きたくないと」
全否定さん「いや、違うんだよ。私はただ、自分のペースで仕事がしたいだけなの」
私「(アカン!何言っても否定されるー!)へぇー……」
ああああーしんどい‼しんどいわ!なんて言ったら正解やねん!完全に同じ意見のときもあるのに、1回否定されてまた同じこと言われるって、一体どういうマジック⁉否定されるたび、頭の中に〇木雅之さんのワンフレーズが流れます。どうせならもう歌ってくれたほうが楽しいわ!全否定はアカンで!
<もし遭遇したら>
話す前に「否定するかもだけど」と言うと、
「いや、別に否定しないよ」とくるので、
「ほら!しとるがな!」と言ってやりましょう。
P179
この本、最初は〝アカンヒト〟にやられて嫌なことばかり書いてたけど、書いてるうちに「これは〝アカンコト〟をやらないための本やな」と思うようになりました。自分が〝アカンヒト〟にならないって、ほんまに大事なことですしね。
