未来食堂

戻りました(^^)
この間、石垣島に行って来ました。
日常から離れて、おいしいものを食べ、自然の中で深呼吸して、心身共に充電できた感じです。
たっぷりお休みした分、しばらくせっせとお仕事の日々(笑)なので、おいしかったお店とか、また時間ができたときに書きとめておきたいと思います。

また読んだ本のご紹介です。

ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由

「ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由」おもしろかったです。
店主の小林せかいさんの考え方にとても共感しました。
まずは、どんな本なのかという紹介の部分から。

P4
 ・・・未来食堂にはいろいろなシステムがあり、今までにない新しい飲食店だと評されています。本書タイトル『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』も、それを端的に表した一例です。
 例えば、誰でも50分お手伝いすると1食無料になる"まかない"。未来食堂はこの"まかない"で運営され、従って従業員はゼロ人。
 また、そうやって得た1食を無料券として壁に貼っていき、剥がした人が1食無料になる"ただめし"。
「ちょっとのどが痛いな」「良いことがあった」というような体調や希望に合わせておかずをオーダーメイドする"あつらえ"。
 お酒の持ち込みは自由だけれど、持ち込んだ量の半分をお店に置いていく"さしいれ"。
 ・・・
 この本に書かれた未来食堂のあり方に、最初は驚かれるかもしれません。
 こんなの無理だよと思う方もいるかもしれません。・・・
 しかし、"ふつう(=そのお客様にとって当たり前のこと)"をあつらえるとは、それほど奇をてらった有り様でしょうか?
 目の前にお客様がいて、そのお客様が何を望んでいるか、どのような気持ち、体調でいるのか。何かできることはないか。そのように真正面から相手のことを考え、望む一品を提供する。そこにはどこか、今のように高度に発達したコミュニケーションツールが現れる前の、人と人とが接していた時代の懐かしい趣があります。
 今までにないことをやるのは勇気がいります。
 自分には無理だと尻込みしたくなるかもしれません。私もそうです。でも、そんなのできるわけないと笑われても、もう少しあきらめずに、現実解を探し出してほしい。
 ・・・
 人と人とが向き合い、世間の常識の枠を越えて、ただその人にとってふさわしいものを差し出す。「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」。
 そんなの無理だと笑われて、それでも形になった1つの現実解が、未来食堂です。