共感したところ

ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由

共感するところがたくさんありました。
こちらは知識をシェアすることについて。

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 未来食堂は毎月の決算をブログ上で公開しており、売上高、原価を誰でも見ることができます。何のために公開しているのかとも聞かれますが、例えば飲食ビジネスをやりたい人にとっては参考になるでしょうし、経済学的な視点でも有益なデータです。そして何より、ご覧頂いたお客様に親近感を持ってもらえます。
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 ・・・私は、お金を儲けて利益を出すことを悪だとはまったく思っていません。後ほど詳しく紹介しますが、未来食堂には“まかない”などお金を払わなくてもサービスを受けられるしくみがあるため、「未来食堂は儲けを考えていないビジネスだから素晴らしい」と言われることがあります。しかしそれは誤解です。お金は投票のようなもの。たくさんの方に共感していただき、儲けをきちんと出すことがビジネスとしての大前提であり自分の責務です。そのコミットメント、結果を公開することでお客様に真摯な姿が伝わるとも考えています。
「儲かって調子良いから公開できるんでしょ」と言われることもあります。確かに開店当初からお客様に恵まれ好調なスタートを切ったことに加えて、様々なメディアに注目されたこともあり、開店前に作成した事業計画と比べるとかなり上向きの業績を収めていますが、これはあくまでも結果にすぎません。良い業績だから開示するのではなく、どんな結果であっても開示してそこから向上していく、それこそが求められる姿勢ではないでしょうか。
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 ・・・『自分の知識を隠すことで勝者となる』ことが既存のビジネスのあり方だとして、私はもっと別の未来があると思うのです。それが、オープンソースによる『知識のシェア』です。
 知識をシェアする未来を望むのであれば、まずは自分が身を持って示さなければいけません。それが、私程度の若輩者が持っているわずかな知識や経験をオープンにしている理由です。