別世界

ぼくらの仮説が世界をつくる
 ここはやっぱり!と思ったところです。
 小説やマンガを読んでいると、その世界に入り込んで自分がどこにいるのかわからなくなる面白さがありますが、やっぱり作者がそうだから連れてってもらえるんだと・・・

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 作家とそうではない人の分水嶺は「頭の中にもうひとつ別の世界があるかどうか」です。作家がストーリーを考える、と言いますが、そばにいると「考える」というより「トリップして、観察して、ドキュメンタリーを撮ってきている」感じなのです。
 小山宙哉さんが『宇宙兄弟』を作っているときは、本当にマンガの舞台である2025年に移動して、ムッタの横に行って、そこでカメラを回していて、それで帰ってきている。だから、理系でもなく、工学の知識がまったくないにもかかわらず、研究者が「どうやって解決策を思いついたのか?」と質問するくらいのアイデアを作中に描いたりできるのです。
 よって、ストーリーを作っているときの作家には、電話をしても滅多に出てくれないし、何かを伝えてもほとんど忘れ去られてしまうくらいです(笑)。
 
 ところで明日はちょっとパソコンから離れてしまうのでお休みして、また明後日再開します。
 いつも見てくださってありがとうございます(*^_^*)