脳が活性化したような

ぼくらの仮説が世界をつくる
「ぼくらの仮説が世界をつくる」を読みました。
知的好奇心を刺激されて、面白かったです。
読んでいると、アタマがよくなっていくような気が(笑)します。
また印象に残ったところを書きとめておきたいと思います。

P35
 ぼくは「今ある情報が自分の考えている仮説と違う」ときには「情報のほうが間違っている」可能性も考えます。
 知り合いの経営者がこんなことを言っていました。「自分が言ったアイデアについて、まわりの人間が全員『それはないでしょう』と反対したときこそ『このアイデアの素晴らしさに気付いているのは世界で自分だけだ!』と逆に興奮する」と。それを聞いてぼくも深くうなずきましたが、他の経営者も何人かが「自分も同じだ!」と賛成していました。
 すぐに賛同者が出るようなアイデアは、新しいことではありません。「新しいことをやろう」と覚悟を決めているのなら、そういう態度でいることは大切だと、ぼくは自分に言い聞かせています。

P60
 ぼくはものごとの本質を考えるときに「自分が宇宙人だったら、どういうふうに考えるだろう」と思考しています。
 ぼくは、中学生時代を南アフリカ共和国で過ごしました。高校生になって日本に戻ってきたとき、かなり客観的に、日本の習慣などを眺め、思考することができました。その感覚を意識的にするために、あえて極端に「宇宙人視点」という考え方をして、客観的な視点を持とうとしているのです。
 ・・・「宇宙人視点」で思考してみると、本質が少しずつ見えてきます。そして、社会がいかに「何となくのルール」で回っているかがわかります。