なんでも仙人

あなたのよろず悩み事 魂レベルでスッキリ解決  さあ《なんでも仙人》にど~んと聞いてみよう

だいぶ前?にご紹介した「なんでも仙人」の本を読んでみました。
どうしても自分に厳しくなりがちな方に、おすすめかなと思いました。
また何ヵ所かご紹介したいと思います。

P27
「さて、人にはそれぞれ『魂の経験』というものがある。『魂の経験』とは、魂の記憶のことじゃな。
 人は何度も生まれ変わっては、人生の続きを生きている、自分では覚えていないが、実は魂にはいろんな時代のいろんな記憶が残っているのじゃ。経験が多いことは得意だったり簡単にできたりするが、魂の経験が少ないことは苦手だったり、難しかったりする。そちで言えば……」
 なんでも仙人がちらっとわたしを見た。
「そち専業主婦だから、『節約上手なかしこい主婦』を目指さなければ……と思っておろう?」
「はい、思っています。働いてないんだから、せめて家計のやりくりぐらい上手にこなさなければ……と思うのですが……」
「それがうまくできなくて、よく自分を責めておるよのぅ」
「はぁ……」
 わたしは深いため息をついた。わたしはみんながあたりまえのようにこなしている主婦の仕事が、なかなかうまくこなせなかった。わたしはダメな主婦だといつも感じていた。
・・・
「人はな、よく不完全な自分を責めるよのぅ。しかしわしから見れば、頑張っていない人なんて、この世には一人もいないのじゃよ。ただ、自分がなにを頑張っているのか分かっていないだけなのじゃ」
・・・
「そちはいろんな時代に、いろんな国のいろんな宗教を修行していたので、禁欲的な生活が長かった。ゆえに、結婚の経験が少ない。自分の子を産んで、育てたという経験も少ない」
「そ、そうなんですか?!」
「そうじゃよ。だから、今生、結婚したという体験は、そちの中ではビッグチャレンジだったのじゃよ」
「へ――っっ!」
・・・
「一般的には、『結婚する』とか『子どもを産むこと』は、みんながすることで、当たり前のように思っている人が多い。今の時代、結婚できなくて悩んでいる人や、子どもが授からなくて悩んでいる人もいっぱいいる。みんなが当たり前のようにしていることが自分はできない……。そう思うと、なんだか自分が欠けているように見えたり、ダメな人間に思えたりする。そして自信をなくしていく……。
 しかしな、みんなにとっての『あたりまえ』は、魂の経験からみると、『あたりまえ』ではないこともあるのじゃよ。その人の魂の歴史をひもといてみないと、分からないことがいっぱいあるのじゃ。ひとつ言えることは、どの者も今の自分の中で、もうすでにめいっぱい頑張って生きている……ということじゃな」
・・・
「主婦経験が少ないそちにとって、『テレビで紹介されるような節約上手なかしこい主婦』を目指すことは、素人がいきなりオリンピックで金メダルを目指すようなもの。わしから言わせれば『ハードル高っ!』」
・・・

 こんな感じで読みやすく、わかりやすいです(^^)
「神さまとのおしゃべり」や「軽トラでやってきた神さま」みたいに、対話形式で書いてあります。
神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識- 軽トラでやってきた神さま-180°人生大転換幸運に導くガイドとの出会い方・つきあい方
 上の2冊との違いと言えば、著者が女性なので、女性ならではの悩みに関する話が結構載ってることでしょうか。

 ところで私自身は、小学生の頃から「変わってるね」と言われなかったことがない(笑)ので、みんなが当たり前にできることができなくても、どうも変わってるらしいから仕方ない、と早々にあきらめました。小さい頃不思議でしょうがなかったのが、自分では普通のペースで動いてるつもりが、ふと顔を上げるとみんなはもう次のことを始めていたりしたことです(苦笑)。