つづき

今、生きる秘訣―横尾忠則対話集 (知恵の森文庫)
きのうのつづきです。
今西錦司さんとの対話には、こんなセリフがありました。
生物界における「種」の棲み分け現象を説明し、独創的な「今西進化論」を提唱された方だそうです。

P55
たとえば山で道を求めて歩いているときにはね、これはおうてるか間違うてるかを考えたらいかんですよ。(中略)そのときはとにかく五里霧中というやつで歩いているとやね、ちゃんとそこで道しるべが出てくるよ、何が導いたのか知らんけど、おれが歩いてたらちゃんとその場所へ着いてたってことになるわけやね。そういうものが“行為的直感”ってやつじゃないかと思うのやけど。これはやっぱり合理的な行為と違うんですよ。何かに導かれているか、何か自分の中に常に眠ってるやつが動いてきて、道を見つけるんだと思うね。

この、何か自分の中に常に眠ってるやつ・・・とのコンタクトがとりやすくなればなるほど、生きやすくなる気がします。

何日も続いてしまいそうですが(^^;他にも印象に残ったところを、明日以降もいくつかご紹介したいと思います。