はせくらみゆきさんと矢作直樹さんの対談本。
興味深く読みました。
P6
私たちは長きにわたって、物質科学文明の中で、目に見える世界に重きをおいて生きることを選択してきましたが、そろそろ馴染みの幕は下り、新ステージの幕が開かれようとしています。
それが、「天地と繋がって生きる」ということであり、一人ひとりの人間性、霊性を磨きながら、大宇宙のリズムにそって、粛々と生きていくということなのだと思います。
もちろん「粛々と」といっても、縮こまって細々と生きるのではなく、天地の恵みを享受しながら、のびやかに、軽やかに、自分らしさを発揮して生きる時代の始まりであると捉えています。
P90
はせくら ・・・多次元的なものの見方に気づき、そこを生き始めることで、物事の捉え方や、現実を創り出す力が、従来の直線的時空間の考え方からガラリと変わってしまうのです。
矢作 本当にそうですね。
はせくら そうなったら、UFOが存在するとかしないとかいう次元ではなくなります。
本当に、この令和というのは、可能性が広がる時代です。
人間の意識と活動領域の幅が広がるという意味で、とても面白い時代だと思っています。
矢作 意識の壁という障壁も含めて、今までかぶさっていた覆いが取り払われて、ビューッと意識が伸びていくように見えます。
はせくら 意識というのは、今、医学的にはどういうふうに捉えられていますか?
矢作 今の医学では、意識は脳神経の活動と捉えられています。
例えると、パソコンが個体で動いている活動状況のことを意識といっているんです、不思議なことに。
はせくら 電源は?
矢作 そういうことは一切考えずに、パソコンが自律的に動くということになっているのです。それが意識だと錯覚しているのですね。
パソコンも本来は、電源からくるエネルギーも必要だし、操作する人が必要でしょう。
つまり、勝手に動くものじゃないですよね。
・・・
今の西洋医学では、そこは度外視されているのです。
はせくら 意識は、初めからあるというのが前提なんですね。
矢作 生まれてきて、脳を含めた体が育つ中で、盛んに活動が行われる、それを意識と理解しているんですよね。
・・・
・・・脳が意識の源だと錯覚しているんですから・・・脳の活動が止まれば、意識もなくなるという。
・・・
その発想では、臨死体験や、千里眼、明晰夢などの肉体を離れたときに見ているものや、目という器官でないところで見えるものの理解はできないですよね。
・・・
・・・科学というのは、見たいものしか見ないのです。
・・・
はせくら 見たいものしか見ないというのは、あまりにも非科学的じゃないですか。
矢作 科学的な科学というのはあまりないんですね。
P97
はせくら UFOはたいがい、意識によって動く人工知能を搭載しています。
ですから、人工知能が出てきたことによって、やっと地球科学も、宇宙科学における最初の一歩を歩み出したと思いたいのですが……。
矢作 今現在、例えば、アメリカやロシアが持っている宇宙船は、心で飛ばすと聞いています。
地球人より進んでいる宇宙人は、心が非常に澄んでいるから自由に飛ばせるようですが、残念ながら、地球人レベルではなかなか操縦が難しいようですね。
はせくら ・・・今おっしゃった、心が澄んでいる、すなわち心の純度というものが、現実の認識と変容を動かしていく、つまりマニュピュレート(操縦)するということに、実は大きく関わっています。
そのことを、私たちはこの令和の時代に、気づく必要があると思うんです。
矢作 例えば、アボリジニの人たちは今でも、普段はテレパシーで会話をしていて、お祭りのときしか言葉を使わないというじゃないですか。
「それはどうしたらできますか?」と西洋人が聞いたとき、
「とっても簡単です。ただし、二つのことだけ、ちゃんと守ってくださいね」と言われたそうです。
一つは、エゴをなくすこと。もう一つは、嘘をつかないことです。
ちなみに、嘘をつかないというのは、縄文人がそうでしたよね。