常に最善のことが起きている

あなたは絶対! 運がいい3 誰でも思い通りの人生を生きている

「すべてはうまくいっている」
以前、越智啓子さんの講演会に行ったとき、両手にVサインを作って、みんなでこの言葉を唱えました。
そう思おうと思っても難しいときって、日常生活で結構たくさんありますよね(^_^;)
もちろん流れがおかしかったら、浄化するとか、必要なことがあると思いますが、不安が先行しているだけの時は、これいい方法だなと思います。
ポーズと共に「すべてはうまくいっている」と声に出すことで、体の方から働きかけて心をリセットできるので。

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 気持ちが楽になる捉え方とは、最終的に「すべて順調に進んでいる、なにも失敗はない」という捉え方に集約されます。思っていたほうに進まなくて失望したり、ガッカリするときに「実はこっちのほうがよかったんだ」と思うとホッとするのは、「失敗はひとつも起こっていなくてすべて予定通り、万事順調に運んでいて、実はもっとよい状態になる」と思いたいからです。
 引き寄せの法則からすれば「そうなりたいのであれば、そう思えばいい」といことになります。とてもシンプルでわかりやすいルールです。
 予想外のことが起きても「常に最善のことが起きている」と思うには慣れが必要ですが、ためしに目の前の事柄をそう捉えたことで、現実的にその通りに展開していくのを目の当たりにするとこれを信じられるようになります。そして信じるようになると、ますますその通りに強力に物事が展開していきます。
 Wさんは、自分が主役となる大きなパーティーを企画していました。
 数年ぶりのパーティーに向けて楽しく準備を進めていたところ、当日の2ヶ月前に、Wさんの知人のYさんも同じ日にイベントを開催する予定であることを知りました。
 お互いの友人は重なっている部分も多く、招待客は分散されることになります。
 はじめにこれを知ったとき、Wさんはもちろんよい気分はしませんでした。久しぶりのパーティーに招待客が分散されることは残念な話です。
 ところが当日になってみると、「重なってよかった」という結果になったのです。
 実は、Wさんにはパーティーに呼んでおきながら「本当は来て欲しくない人たち」がいたそうです(笑)。ですが、これまでの付き合いを考えると呼ばないわけにはいかなかった……Wさんは引き寄せの法則を理解しているので、その人たちについて考えるのをやめました。関心を寄せれば不安が拡大することを知っていたからです。
 結果的に、その「本当は来て欲しくない人たち」は、全員まとめてYさんのイベントに出席することになりました。お陰でWさんは気がかりなく、本当の意味で居心地のよい人たちととても楽しい時間を過ごすことができたのです。