豊かさにつながった状態で日々暮らすこと、自分を振り返って、まだ50%くらいしかできてないかも(^_^;)と思ったので、改めて心がけたいです。
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友人(Uさん)とランチをしていたときのことです。
UさんのLINEに、ご主人から連絡が入りました。
「宝くじが当たった!」というのです。それも驚くほどの高額……。慌てて電話をしたUさんの携帯電話から、ご主人の興奮した声が聞こえてきました。
詳細を聞いた私たちは大喜び!(笑)思わず歓声をあげました(笑)。当然です(思いがけないうれしいサプライズが起きたとき、人はこういう行動をとるんだな、という見本のようなものでした(笑))。
実は、その直前までUさんは私にある相談ごとをしていたのですが、そんなことはきれいさっぱりかき消えて(笑)、そこから宝くじの話一色になりました。私まで高揚した気持ちになり、それから未来のいろいろなことを話し合ったのです。
不思議なものです。それは別に「当選したそのお金であれをしよう」という話ではまったくありませんでしたが(非常に裕福なUさんの状態に、宝くじは実質的には必要ないと思いますが)、縁起のよいことによってUさんの気持ちが活気づき、未来の話や、本当にやりたかったことがどんどん湧いてきたのでした。
Uさんは、その後家に帰ってからも気持ちが高揚し(当然でしょう)、いつもの家事や雑用を鼻歌を歌いながらこなし、スキップするような足取りで子供のお迎えに出かけ、そのあとも1日中、幸せな気持ちで過ごしたそうです。
ところが!
その宝くじの話は、ご主人のついたウソだったのです……。
当然、夜になればそのウソはばれ、彼女はガッカリしてご主人に怒りが湧きました。
(実は、ご主人がどうしてそんなウソをついたかは、そのふたりの事情を知っている人にしかわからない長いストーリー(理由)があるので、ただいたずらについたわけではないのです。が、あまりにプライベートな話なのでそこは割愛します)
数日後、「ウソだった」という報告を受けた私(私もものすごく驚きました)に、彼女は言いました。
「はじめはどうしてそんなウソをつくのか、バカらしくて情けなくて頭にきたけど……そのあとに思ったの……。あの楽しい感覚で毎日を過ごさなくちゃいけないなぁって」
宝くじが当たったと思ったあの日、きのうと同じ日常が素晴らしいことに感じられた。目の前のひとつひとつが輝いて、ものすごくワクワクしたあの感覚、あれが豊かさのエネルギーにつながって日々を過ごすということだった……と言うのです。
私は感心してしまいました。
ですが、たしかに私もその数時間、同じような気持ちで過ごしたのでよくわかります。
未来が拓いていくような、人生が充実したもののように感じました。直接は関係ない私も、同じように運がよくなっていくような爽快感がありました。
それからUさんは、ずっと、あのとき味わった「豊かさにつながった状態」で日々を過ごしたのです。
そして半年後、Uさんのご主人の仕事に思わぬ展開があり、今、彼女は以前から望んでいたことを始めるための理想の状況を手にしました。それは、それまでのことから考えると思ってもみないラッキーな展開が続いた結果でした。