私たちも電子も同じ性質を持っている?

死ぬ前に知っておきたいあの世の話 ─ 死への不安を軽くする60のQ&A

ここは、Q36あの世は地球のまわりにあるの?という質問の最後にオマケでついていた話ですが、専門的な話はよくわからないながら、へぇ〜と興味深かったところです。

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 ところで、私は半導体エンジニアをやってましたが、地球のあの世の構造は、実は固定物理学、特に半導体物理学に出てくる話とそっくりなのです。半導体というのはトランジスターやIC,LED,レーザーダイオードなどに使われる結晶材料です。
 専門的になりすぎるので、ごく簡単に済ませます。
 半導体内の電子は周波数が低い状態では、価電子帯というレベルにいます。ここは自由には動くことができない状態です。ちょうど私たちがこの世にいる状態です。
 電子はエネルギーが高くなり、周波数が上がると、伝導体というレベルに上がり、自由に動きまわれるようになります。これを自由電子と呼びます。ここでは電子は非局所的になり、結晶内のどこにいるのか特定できなくなります。ここはちょうど私たちがあの世にいる状態です。
 自由電子は自由にどこへでも行けますが、それはあくまでも結晶内です。ちょうど私たちがあの世の中を自由に移動できても、それは地球に付随するあの世の中に限るというのと同じです。
 結晶内にはところどころに結晶欠陥と呼ばれる結晶の並びが乱れたところがあります。そういうところには自由電子は囚われてしまい、自由に動けなくなります。ちょうど低層界の「この世のすぐ近くの領域」にいる人のようです。
 このように、あの世とこの世の関係は半導体結晶内の電子の振る舞いによく似ています。
 私たちも電子も基本的に同じ性質を持っていると言えるのではないでしょうか。