あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
縁起のよさそうなタイトルの本から、始めたいと思います(^^)
柳家花緑さん、スピリチュアルな世界に詳しいとは、この本で初めて知りました。
P188
私は、あの世はあると思っています。その理由として全世界で報告されている「臨死体験」の話が挙げられます。・・・
最近では元・東大病院の救急部・集中治療部部長でもある矢作直樹医師が、多くの人の死に立ち会った立場から、その著書『人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索』『「いのち」が喜ぶ生き方』(バジリコ)などで、生と死、この世とあの世の境を超えた人の生について提唱されて話題になっています。『神(サムシング・グレート)と見えない世界』(祥伝社新書)では、村上和雄先生と対談をされています。
日本のコメットハンター(彗星捜索家)として、世界的にも有名な木内鶴彦さんは、自身が3度の臨死体験をされており、臨死体験を通じて宇宙を知ったというすごい話を語られています。
アメリカの脳神経外科医のエベン・アレグザンダー医師は、もともと死後の世界を否定していましたが、自身が臨死体験をすることになり、回復してから『プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界』(早川書房)『マップ・オブ・ヘヴン あなたのなかに眠る「天国」の記憶』(早川書房)で臨死体験を発表、このごろ話題です。
皆あの世の入り口まで行って帰って来た人たちの報告です。・・・
皆がベッドに横たわる自分の姿を上から見たりしています。そのときの家族や看護師、医師などの話もちゃんと覚えています。
あの世体験は脳の幻覚・幻聴といった説がありますが、脳神経外科医のエベン医師は脳死状態であの世へ行った人です。そこからの生還です。脳の幻聴説ではこれは説明が付きません。エベン医師自身は臨死体験を否定してきた人ですし、そして脳のことを誰よりもよく知る有能な医師です。その人の報告ですから信頼出来る情報だと思います。
では、あの世が「ある」ことが、もし、もしも100%確定になったとしたらあなたはどうしますか?
我々の暮らしぶりが、何がどうかわるのか?ちょっと妄想してみましょう。
●先ず、お葬式が陽気になる(落語家はすでに陽気過ぎますが)。
泣く人もいなくなり「お疲れ様ー!」という感じに見送れるようになる。もっと進むと「行ってらっしゃーい!」と送り出すかも。「しばしお別れッ!」と陽気にこの世を卒業出来る。
●生活にゆとりが生まれる。
あの世での生活が明らかになり、あの世で出来ること、逆に、この世でしか出来ないこともハッキリする。皆がこの世を第一の人生、あの世を第二の人生と位置付け、人生を謳歌するようになる。
●自殺者が増えやしないか?
こう懸念されますが、私は増えないと思います。なまじ自殺したら先にいったご先祖様たちにいきなり囲まれて団体で叱られる可能性があります。恐らく自らいく人はいなくなる。だって死んでまで怒られるなんて、死にたくないですよね……。
●「生きる」ことの意味がわかる。
「働く」とはまわりを楽にすること。「はた=傍」とはまわりのことです。・・・
私も仕事のことや人間関係などで愚痴をこぼしますが、仕事をする環境が自分の理想かどうかは実は関係ないんだそうです。・・・人は、自分のためだけに働くわけじゃなく、自分とまわりのために働くわけですから。そうして、みんなが本来に立ち返り、助け合いながら働く社会になるんじゃないか。地位や名誉のために生きるのは、妬まれたり恨まれたりと息苦しいことがほとほと分かり、変な念を残すとあの世でもややこしいことになるのでと、この世での価値観がそうやってどんどん変化していくんじゃないでしょうか。
じゃ、どうかわるのか?他人に喜ばれることをする方向にどんどん進んでいくんじゃないかと思います。
どうやら我々人間は「自分のやったことが、他人に喜ばれると嬉しい」という思いを元々DNAの情報として持っているようです。つまりこの感情は学習しなくても元々知っていることで、しかも全世界共通です。
・・・
では、もっと現実的に「この世」を楽しむ提案をしたいと思いますが、いかがでしょうか。
・・・お金をかけずに人との縁を大事にしていくことで「楽しめる」ある現象が日常にはあるんです。
それが「シンクロニシティ」です。日本では「共時性」。または「意味のある偶然の一致」なんていわれます。
・・・
これを、たまたまだよと言ってスルーしてゆくか、この現象を楽しい楽しい!と言って生きていくのかで、人の一生はかわると私は思います。
・・・シンクロニシティは誰にでも、そしていつでもおきている可能性がある。ただ「気がつく」か「気がつかない」かだけなんだと思います。
・・・
分かりやすい話だと、ある日の朝、家で聴いていたラジオから清水ミチコさんの声が聞こえてきました。新しいCDの宣伝をしている様子。・・・妻が、「あ~いいなぁ、清水ミチコさんのCD欲しいなぁ~」とさりげなくつぶやきました。
その日の夜に、私の都内で行われる独演会があり、終わってお客様から楽屋でいろいろいただきものをしました。・・・家に持ち帰ったプレゼントのその中に、なんと清水ミチコさんのCDがあったんです。・・・
私が独演会や高座をつとめるのはお陰様で1年間で平均250ヵ所くらいです。その1年間の内にお客様からプレゼントでCDを貰う確率は非常に低いんです。恐らく1年で1枚貰うかどうか。つまり250分の一の確率、それ以下かも知れないCD。その日の朝に清水ミチコさんのCDが欲しいと口にしたんです妻が!しかも清水ミチコさんのCDははじめて貰うわけ。プレゼントの包装紙を解いたとたん「うわー!!!」と夫婦が叫んだ光景をご想像ください。
今日の今日ってすごすぎます。