メディテーションの状態

今、生きる秘訣―横尾忠則対話集 (知恵の森文庫)

 木村裕昭さんの語るメディテーションの状態、ヘミシンクでの体験と似てたので共感して読みました。

 

P85

木村 ・・・たとえば、私がこうじいっと座って呼吸してるとするでしょ。すると部屋が呼吸し、宇宙が呼吸する。その宇宙の呼吸の中に自分の呼吸を合わす。ちょうと、海の中にクラゲが浮かんでますでしょ。波がわあっと寄せると、クラゲがちょうどサーフィンをしているみたいに浮き上がる。波によってずうっと沈む。それをしながら独自の呼吸を波に合わせてする。これがメディテーションの状態なんです。

 だからメディテーションの状態というのは、私のささやかな体験ですけども、自分が呼吸しているんじゃなしに、宇宙の呼吸の中に自分の呼吸が一つに合体した感じ。そのときには、自分が呼吸してるんか、宇宙が呼吸してるんか不即不離の関係になる。その呼吸になってきたとき、完全に自分がある別の波動を持っていることがわかる。そうすると、意識はどんどん拡大していって、まあ、ちょうど表現したら地球をどんどん離れていく結果、地球がきゅーっと収縮してるような実感を持つ。だから、細胞から全部の自分が高速で拡大していくんです。で、希薄になって宇宙をおおうような感じに自分の体がなっていく、意識が。そういうふうになってきて、そのときに自分が明確な意識を持った瞬間、その意識の波動がぶあーっと自分から出るんです、ばーっと光るんです。そのときに周囲空間を全部光らしてしまいます。・・・そこんところで明確に宇宙と自分がひとつになる意識をもって、そこで地球を思うんです。あるいは宇宙を。完全な善を思うといいますかなあ。完全を意識したらね、もうそれで終わり。自分の中から完全光が自分をチャンネルとして宇宙からわあーっと出てきよる。その光を見たとき、はあ、おれから出た光やないと思います。宇宙は私をキー・ステーションとして、ばーっと光ったと思いますね。これさえつかんだら、宇宙は私の中を通り抜けて、外に出た実感を持ったら、もうそれでええんと違いますか。

 

ところで明日から数日ブログをお休みします。

またすぐ再開します。

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