心のゴミを掃除する方法

心のゴミを掃除する方法

クレッグ・ジュンジュラスさんの「心のゴミを掃除する方法」を読みました。
また大事だなと思ったところを書きとめておきます。
ここはブロックの外し方などについてまとまっていたところです。

P62
 ブロックのリリースは、少しずつゆっくりとトライしていきましょう。一気にブロックを捨てよう、と思わなくてよいのです。準備ができた分だけ、少しずつブロックをはがしていきます。特に、ブロックに気づき始めのころは、ブロックの根深さに嫌気がさして、えいやっと捨てたくなるものです。大きいブロックをぱっと捨てたらスッキリするだろう、と思いますよね。けれども頑固に巣食ったブロックは、かさぶたと同じです。一気にはがすと、血が出て皮膚が痛んでしまいます。
 私はかつて、26歳の時に一気にブロックを捨てました。その反動たるや、気が狂うかと思いました。突然裸になったようなものです。傷つきやすい心がむき出しになってしまい、いろいろなことが嵐のように襲ってきました。・・・
 手放す作業はゆっくりでいいのですが、ブロックに気づいたのに、リリースを先送りするのはよくありません。・・・気づいたら、すぐ始めましょう。気づいたのにリリースしないのは、たとえて言えば、ドライブ中に後部座席にいる幼い息子が「トイレに行きたい」と言っている時に、「今車を停めるところがないから、後で」と後回しにするようなものです。・・・3分おきに後ろから「まだ?」「まだ?」と聞かれるはめになるでしょう。ブロックに気づいたら、棚上げはせずに少しずつ対処していきましょう。
 全てのブロックを捨てたい、と思う必要はありません。あなたが今の段階で手放せないブロックは、そのまま持っていてよいのです。手放す必要のないブロックは、そもそも顕在化することがありません。あなたが気づかないブロックは、あなたを守ってくれています。あなたが少しずつ強くなったり変化したり状況が変わったりすると、そのプロテクトが要らなくなります。そうしたら、自然とブロックが表面に現れてきます。そのブロックのサインを感じたら、手放していけばよいのです。
 古いブロック、縮こまったブロックは、それに気づくことがリリースのきっかけになります。「父親が怖かった。今でもまだ怖がっているんだ」と気づくと、怖がる気持ちはもう必要ないことがわかります。気がつくだけで、リリースの準備ができるのです。・・・
 ブロックがあることについて、自分の体と対話してみましょう。みぞおちあたりにある痛い、重いなどの感覚を受けとめます。そして体に、よく頑張っているね、と褒めてあげてください。もうこの重たいものは、手放していいんだよ、と言い聞かせていきます。そうすると、ブロックを持ち続けていなくてもいいんだ、とマインドと体と両方が納得して、ブロックを手放していくことができます。
 根の深いブロックもあります。気づいたブロックをリリースすると、また新たな感情に気づき、ブロックがあることがわかる時もあります。私も最近、ようやく30年間持っていたブロックの存在に気づきました。・・・
 ブロックは、私たち自身ではありません。私たちの周りにこびりついた、硬いエネルギーです。ブロックを手放していくということは、自分自身でないものを取り除いていくという作業です。・・・ブロックを手放していくということは、自分自身になっていく、ということなのです。