この本の目的

本気になればすべてが変わる 生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)

じわじわ効くいい本だったな〜と読み終えました。
この本はこんな目的で書かれたそうです。

P199
 この本で述べてきたのは、「何をやってもつまらない」毎日から脱却し、「喜びを見いだしやすい体質」へと自分を変えていくためのヒントです。気持ちのもち方をちょっと変えたり、仕事のやり方を少し工夫してみれば、停滞した状態に、わずかでも揺さぶりをかけることができ、ささやかな達成感を味わうことが可能になるでしょう。
 その小さな達成感は、池に投げ入れた小石が水面に緩やかに波紋を広げていくように、人生をじわじわと楽しい方向へ変えていく―。僕は、そう信じています。

P215
「七十ものヒントのうち、どれが自分に合っているのかわからないよ」という声が聞こえてきそうですが、一つひとつのヒントをたどってみると、すべては同じ道に通じています。それは、「自分を見つめる」「自分の心の声を聞く」ということです。つまり僕は、自分自身を知るための方法を、ずっと手探りしていたのです。
 自分の心が見えてくる、すると“本気”が見えてくる。見つけ方はさまざまでしょう。この本で挙げたのは僕の方法です。そこから自分に合う方法を取り入れ、自分なりの“自分の見つけ方”を探っていってください。きっと“あなたの本気”が見つかるはずです。
“本気になる”というのは、まさに自分が自分になること。自分にしかできないことなのです。あなたの人生を生きるのは、あなた自身しかいません。・・・

 この「本気になるというのは、自分が自分になること」というのは、ちょっと目からうろこでした。
 本気というと、持てる全てを出し切って、ぜぇぜぇはぁはぁ・・・というイメージだったので、本気ってそういうことか〜・・・と今さらながら(^_^;)わかった気がします。