わいたこら再読

わいたこら。 ――人生を超ポジティブに生きる僕の方法

プロ野球復帰が実現するか、話題の新庄さんの本、これからの生き方の参考になる気がして再読しました。

何回読んでも面白いです。

この辺りは、この制限のある地球を生きる醍醐味ともいえるのかな~と思いました。

 

P8

 ほしいものが簡単に手に入ってしまうというのは、あんまり楽しくない。お金がまったくないのもつらいけど、ありすぎてもつまらない。

 どっちも経験した僕が言うんだから、間違いない。

 

P65

 僕はうまくいかないことや苦手なことがあると、逆に燃えてしまうタイプだから。

 できない自分が許せない。

 自分よりもうまい人と同じレベルになりたい、抜きたい。

 その気持ちをパワーに変えられるから、がんばれる。

 逆に、最初からうまくいくと飽きてしまう。「もっと面白いことないの?」と思ってしまう。プロになるまで続けられたのは、野球が一番下手だったからだ。

 ちなみに、なぜ目立つピッチャーじゃなくて、外野手だったのか。

 野球はピッチャーが投球してすべてが始まる。だから、投げる前から注目が集まる。でも僕からすると、最初から注目されるとわかっているのが面白くない。

 僕には、目立たないポジションで目立ちたいという野望があった。どうやったら外野手として目立つか。それを考えると、不思議とワクワクした。要は、当たり前なことじゃなく、工夫して、目の前の壁を乗り越えることが好きだったんだ。