林修さんの本

「いつやるか?今でしょ!」を読みました。
いつやるか? 今でしょ! (宝島SUGOI文庫)

おもしろかったので、ご紹介です(^^)

P6
「かのギリシア・ローマの昔、キケロが演説を終わったとき、民衆は『なんと雄弁だろう!』と感服した。しかしデモステネスの演説が終わると今度は、口々に叫んだ『さあ、行進しよう!』と」
・・・
 授業を、終点ではなく、日常の飛躍に向けてのスプリング・ボード=踏切板にせねばならない―そう考えた僕は、それまで以上に準備と工夫を重ねるだけでなく、生徒が日常に飛び出していきたくなるような言葉を発信するようになりました。
「いつやるか?今でしょ!
・・・この言葉には、そういう想いが凝縮されています。
・・・
 僕は過ちの多い人間だという自覚があります。しかしそれに気づいた瞬間に何のためらいもなく直せる人間であるとも思っています。・・・
・・・人が変われるとしたら、変わらなければと気づいた瞬間以外にはないのです。
・・・
 この本に書かれているのは、僕だけでなく、僕の知っている楽しく生きている人間にとっての「普通」の考え方です。みなさんが、この本を読んで、「そう考えればいいのか!」と元気に日常に飛び出していってくれることこそ、僕の願いなのです。

P202
 そもそも可視領域や可聴領域があまりにも狭い人間が、この世のなかで起きている現象のすべてをとらえられるはずがないんです。
 ですから、人間には説明できないものがないと言い切ってしまうのはとても乱暴な話です。・・・
・・
「心で見なくちゃ、物事はよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
星の王子さま』のなかのあまりにも有名なセリフです。・・・ 
・・・心眼という言葉もあるように、心で見ればもっといろいろなことが見えてくると思います。
 その1つが流れだ、僕はそう思っています。流れは目に見えるものではありません。心で見て、心で感じるものなのです。