きのうにつづいて「ブッダの夢」から・・・

ブッダの夢―河合隼雄と中沢新一の対話 (朝日文庫)
きのうご紹介した本の中に、ヘミシンク推奨?!ととれるような話題がありました(笑)
クリスマス・キャロル」に出てくる、人間同士の心のつながりが信用できなかった登場人物、スクルージーの心が、なぜ溶けだしたのだろう?というお話です。
P42
スクルージーは心の真っ直ぐな人ではあるけれども、お金がつくるものしか信用できなかった。(中略)ところが、彼のもとに死霊が訪れることによってすべてが変わります。死霊たちはスクルージーを死霊の国へ連れていって、そこから死霊の目から生きている世界を見せたわけですね。スクルージー、お前が生きている世界を死の世界から見てみなさいというわけです。そしてそのとき彼の心が溶解し始めた。(中略)まず、人間が心を溶かしていくためには、死の目が必要なんだと思います。

この本は(故)河合隼雄先生と中沢新一さんの対談なのですが、思わず話に割って入って「ヘミシンクっていういい音響技術があるんですよ♪まさに死後の世界からこちらを見ることが・・・」って宣伝したくなってしまいました(笑)