自力と他力についてなど

ブッダの夢―河合隼雄と中沢新一の対話 (朝日文庫)
スターラインズ2に「ブッダの夢」という本を持っていきました。
CDをかけながらうっかり寝ないために・・・もありましたが、
なんとなく持って行きたくなったので。
みなさんのシェアと、ちょっとシンクロしたなと思うところがあったので、
少し長くなりますが、書きとめておきたいと思います。

「自分だけでがんばろうとせずに、いつでも助けを求めなさい」とガイドさんに言われた、というシェアがありました。この本にあった‘自力と他力の中間点’という表現が、まさにそんな感じ?と思いました↓
P21
たまたま読んでいた本に禅の悟りについて書いてあった。そこには禅というのは、悟りは自力だ自力だというけど、自力じゃないんだとある。禅の悟りというのは、卵の中に雛がいるようなもので、雛が、もう孵化しようかというときに、中から黄色い嘴で、卵をツンツンツンツンとやるんです。そうすると、その気配を察知した親鳥が、上からツンツンツンって硬い嘴でつついてくれる。その二つのリズムが合体したとき、すっと割れるんだ、悟りというのもそういうもんなんだ、ということを言っておりますね。それを読んで、自力と他力には、ちょうど中間点があるんだなというのを感じたんです。

「自分の目と他者の目を同じにするといい」と言われた、というシェアもありました。近い内容が、先ほどの続きに書いてありました↓
P22
ラカンを僕が面白いなと思うのは、人間はたしかに言葉の世界の虜になっちゃって、ものすごく不幸な状態で生きなきゃならないけど、幸福な瞬間もありうるということを言おうとしてるからです。それは、自分が見ている他人の像が、他人が見ている自分の像と合体するときで、その二つがイコールで結ばれるときで・・・

ちょうどそのシェアを聞いた日に開いたページにあったので、おぉっ♪と思いました(^^)