朝のひらめき 夜のひらめき

朝のひらめき 夜のひらめき―――24時間瞑想的な生活 (三笠書房 電子書籍)

 

 2年位前に出版された「朝のひらめき 夜のひらめき」を読みました。

 浅見帆帆子さんの本は、文章がとてもわかりやすく書かれていて、すごいなぁと思います。

 

P42

 ・・・今の私が感じる「瞑想による効果」は次のようになります。

・エネルギーが高まることによって活力と知性に溢れるようになり、

・直感の世界に導かれ、

・自分の人生(生活)が豊かで最高のものとして(至福を)感じられるようになり、

・自分の望みや夢が創造的に実現し、

・その結果、地球や宇宙全体の波動の上昇(レベルアップ)にもつながる。

 ・・・最も素晴らしく感じるのは、瞑想をすると、右のようなことが自動的に起こることです。そこに努力はいりません。「何もしない状態」を作るだけでこれが起こる……。

 こうしたことを体験すると、私たちはいかに人生や成長を「難しいもの」にしてしまっているかを感じます。ただ、自分が本音で感じていること……今何をしたいか、どう感じているか、何が気になっているか、それらに素直に行動していけば、自然と運が拓け、流れがよくなるのです。そして、自分の感じかたこそ「宇宙からのサイン」であり、答えは全て自分の中にあることがわかってきます。

 

P76

 宇宙とつながって感覚が冴えてくると(=瞑想的な生活をするようになると)、今自分の体が何を必要としているか、わかるようになります。

 ・・・

 節制して規則正しく暮らしているから健康なのではなくて、居心地良い心の状態を維持することのほうが大事……気持ちが整っていれば、何かのはけ口のような暴飲暴食はしなくなるし、体の変化や調子に敏感になります。病気や感染症を防ぐために、一般的な方法だけではなく「今、あれをしてはいけない気がする」とか「私には〇〇がいい気がする」と感じる力も強くなるのです。

 例えば、私はパンケーキが大好きですが、頻繁に食べていても、心の状態が良いときとそうでないときでは体への吸収のしかたが違うように感じます。

 同じメニューを食べていても、ストレスがあるときは溜め込みます(その結果、太ります)。体の細胞は全て生きていますから、自分自身にストレスや欠乏感があって、うまくいかない原因を自分の外に求めている「エネルギーが下がった状態」では、体も「もっともっと」と欲しがるので吸収する……とても自然なことだと思います。

 物で考えても同じですよね。自分が満たされていると、必要以上の物には目が行かなくなるし、楽しみや豊かさを味わうために楽しく買い物ができます。ですが欠乏感があると、今の不安感や不幸を埋める求め方なので、何を得ても次が欲しくなります。そのエネルギーでは、いくら買い物をしても豊かさはやって来ないのです。

 そういう意味で、自分にとって苦しい食事制限をしてルールを作ってしまうと、逆にいつもより「食べ物」に意識が向くので食べてしまうのです(意識を向けたものが拡大するのが引き寄せの法則なので)。