間違う力

 スターラインズリユニオンhttps://www.aqu-aca.com/seminar/starlinesreunion/から戻りました。

 今回は「みんな個性がバラバラなのに、なんでこんなに統一感があるんだろう」と、みんなで驚いたことが新鮮でした。みなさん個性豊かで素敵だな~、ということはよくあるというか、毎回というか、なんですが、その上で「なんだろう、この〝全員揃った〟感は・・・」と。過去世で一緒にいたよね、みたいなのと少し違う、不思議な一体感がありました。また後日記録を載せたいと思います。

 では、最近読んだ本のご紹介です。

 

間違う力 (角川新書)

 

高野秀行さんの「間違う力」面白かったです。

どんな本か、おわりに、にこんな風に書いてありました。

 

P208

 ・・・本書は、極めつきの普通で平凡な人間がいかにして世の才人たちと対抗すべきかと心血を注いで考えた戦略書なのである。涙なくして読めないはずだが、そのわりには随所で安易に流されており、自分でも笑ってしまう。

 ただ一つ言えることは、私ができたことは誰にでもできる。特別なことは何もやっていないのだ。結果は異常に見えても、一つひとつの選択はむしろ常識的である。

 ・・・

 ・・・最後にその間違い方をまとめてみる。

①とにかくやること

②手段を選ばないこと

③正しいかどうかより面白いかどうかで決めること

 私の行動基準をさらに一言に凝縮すれば「③」に尽きる。

 他人がやっていない新しいことをやるのに、正しいかどうかなどわかるわけもない。そんなことを考えるより、自分がワクワクしているかどうか確かめることが先決だ。

 実際のところ、何をやるにもワクワクしているかどうかがいちばん肝心なのだ。

 政界の闇を暴くジャーナリストだって、深刻な高齢者介護に携わる人だって、悲惨な難民支援活動をしている人だって、本気で何かに取り組んでいる人は間違いなくみんなワクワクしているはずだ。俺が世間にこれを知らしめよう、私がやらずに誰がやるのだろう……そう思ったらきっと胸がときめくはずだ。

 ネガティブなテーマにも人はワクワクできる。

 ましてや、これから新しい仕事や恋愛や趣味をはじめようとする人がワクワクしないわけがない。そしてワクワクしながらチャレンジしていくのが人間の特権だろう。

 だから、人生には間違いなどない。

 これが私の結論であり、この結論が間違っていないことを祈るばかりだ。