cakesにあがっていたこの本からの記事
スマホで仕事も手柄もシェアしてしまう方法|スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル|堀江貴文|cakes(ケイクス)
またいいなと思ったので、一部書きとめておきたいと思います。
・・・世のビジネスパーソンには、「引き受けた仕事は絶対に自分だけでやりきる!」と、かたくなに主張する人があまりにも多い。助けを求めるのは恥ずかしいというのも理由のひとつだろう。だが、最大の理由は「手柄をひとり占めしたい」ということなのではないだろうか?
ビジネスパーソンが仕事でもっとも価値を感じる報酬とは、昇給やボーナスではなく、目に見えない「手柄」だ。
まわりから羨ましがられ、長期にわたって自慢できるような手柄は、さらにその価値が上がる。だから、「助けましょうか?」と言われても、「いや、ひとりでやりきります!」と断ったりする。
結局は、責任感ではなく手柄をひとり占めしたいというワガママなのだ。手柄を追い求めて頑張ることは別に否定しない。でも、そのせいで仕事の質を落としたり、心を病んでしまうのは明らかに間違っている。
手柄なんか人にあげてしまって、やりたいことだけやって、納得のいく成果を出す。そんな気持ちで仕事をするほうがメンタルのためにも効果的だろう。
僕は起業した直後から数多くの手柄を立ててきた。一般に知られていないが、日本のIT界にいま残っている重要なシステムのいくつかは僕が手がけたものだ。近年では民間での宇宙開発や教育機関の立ち上げ成功など、実績はいろいろある。
でも、手柄を誇ったことなどはない。今後もないだろう。僕の手柄は関わってくれた若い技術者たちで、好きなように分けてくれたらと思う。
第一、手柄なんか持っていても、わずらわしいだけだ。手柄に惹かれたわけのわからない人たちが、寄ってたかって自分勝手なお願いばかりを頼みに来る。
お金と同様、手柄も手放してしまったほうが人生はうまくいく。むしろ手柄をまわりの人と分け合ったほうが、感謝されて、優秀な人たちも集まってくる。
スマホで仕事を分け合い、手柄もみんなと分け合おう。そうすれば、他人に押しつけられる仕事もなくなって、優秀な人たちが集まってくるのだ。