激動の時代を生きる英知

激動の時代を生きる英知―内なるガイドにつながりアセンション

 10年くらい前の本ですが、今また役立ちそうだなと思って再読しました。

 印象に残ったところを書きとめておきたいと思います。

 

P106

 ・・・さまざまなものと共感するようになると、「おかげさまで生かされている」ということが直感され、感謝の気持ちが自然に湧いてきます。ガイドたちにも生かされているし、周囲のさまざまの存在によって生かされていることを実感します。

 バランスの中の一部として自分が存在している、生かされているという感覚です。依存し依存され、全体が全体を支え合っている。自分だけで生きているのではなくて、つながって生きている、そして生かされている。

 

P109

 つまり第四密度の状態とは、

(1)物欲と感情でうごめく世界から完全に目覚め、それらから離れた状態にいる

(2)心からの安心満足があり、不安がない

(3)思いやり、分かち合いの心を常に持つ

(4)第3密度的な価値観から離れる

(5)人生を自分が創造していることを知っている(これが当たり前)

(6)死後世界(非物質界)と自在に行き来ができる

(7)さまざまなもの、大自然と共感する

(8)すべてのおかげさまで生かされていると常に感じる

 さらに、追加することがいくつかあります。以下に順にお話ししましょう。

 

(9)喜びにあふれる

 ・・・第4密度の状態は、常に喜びにあふれている、ということです。いつもニコニコ、ワクワクしているのです。ここで、重要なことですが、第4密度で感じる喜びは、第3密度で感じる喜びと「質」が違います。

 第3密度での喜びは、ほとんどの場合、欲を満たして得られる喜びです。たとえば、金が儲かってうれしい、ほめられてニンマリする、といった例で表される喜びです。

 それに対して、第4密度での喜びは、欲と無縁です。欲とは関係のないものです。

 その片鱗なら、第3密度の私たちもときどき体験します。たとえば、何かこれまでにない物を創造できたときの喜び、何か新しいアイデアをひらめいたときのワクワク感、すばらしい芸術作品を鑑賞したときの感銘、真理に触れることができたときに感じる感動です。もちろん愛情体験で得られる喜びも忘れてはいけません。・・・

 さらに右の(3)に関連しますが、人のために何かをすること、人の役に立つことが、第4密度では、無上の喜びになります。つまり、他者への奉仕です。それが純粋に喜びなのです。

 第3密度では、人のために何かをするという場合、ほぼ必ず下心があります。すばらしい人とほめられたい、認められたい、という思いです。その証拠に、人に親切にして、感謝されなかったりすると、無性に腹が立ってきます。下心がなければ、そういう怒りも出てこないはずです。

 それに対して第4密度では、人のために何かをするにしても、そういう下心がありません。それは「大いなるすべて」につながり、常に満たされていて、満足感があるからです。それ以上、何も人にほめられる必要を感じないのです。だから、心から他人のために何かをでき、それがまた喜びにもなるのです。そういうふうに第3密度では考えられないような状態にいるのが第4密度です。第4密度では常に満たされているので、欲をかく必要がないのです。欲と無縁の喜びに常に満たされています。