本音で書ける

昨日アップしたと思っていた記事、なぜか12月5日のところに表示されてました(;^_^A

たまにこういうことあるんですけど、なんででしょう?

再度、今日の分としてアップします。

 

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)

 この息子さんのことば「僕は、せいぞろい、が嫌いなの」、心から共感します。。。

 

P163

 そういえば、長男が日本の公立小学校からマレーシアのインターナショナル・スクールに来て「初めて作文で本音を書けるようになった」と言っていた。日本で「運動会はつまらなかった」とは書きにくい。「準備した人の気持ちをちゃんと考えて」などと怒られてしまったりするからだ。ところがイギリス式の学校では「つまらなかった」が許される。その代わり「どうしてつまらないと思ったのか、相手を説得できるように文章を組み立ててください」と先生に指導されるそうだ。

 言葉を大事にするということは、自分を大事にすることにつながると思う。毎回「運動会、力を合わせて頑張ったので楽しかったです」などと、心にもないものを書いていたりすると、そのうち自分の気持ちがわからなくなってしまう。

 長男が小さいころ、「保育園が好きじゃない」と言い出した時期があった。「なぜ好きじゃないの?」と聞いたら、「あのね、あのね……」と考えながら「僕は、せいぞろい、が嫌いなの」と言い出して、なるほどーとなった記憶がある。

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 ある程度の建前の使い分けも時には重要だ。しかし、自分で自分がわからなくなってしまっては意味がない。だからまずは、自分の正直な気持ちを意識するところから始めた方がいいと思う。・・・