自分を今日生きる

ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?

 毎日意識しても、ふと、今ここからズレてしまう・・・癖になるまで続けるしかないですね(;^_^A

 

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平良 ところで、心の平和を保ちながら、自分らしい未来へたどりつくためにすべきことは何でしょうか?

 

吉本 まずは自分の望みを実現させたほうがいいですよね。つまり、日々、大切に生きていて、いつのまにかたどりついたところが自分の行くところであって。「いつのまにかいるところ」以外のところは、ほんとうに自分の行くところじゃないんじゃないのかなと思うんです。

 みんなどちらかというと、ここにいるのに気持ちはお留守になって、「来年の自分の目標」を考えているけれど、「この場所で、今日、自分はどうであるか」ということが連れていってくれるところこそが、その将来だと思うんです。

 

平良 ヒューレン博士がいつも、

「今日この瞬間、『ほんとうの自分をいきる』ことがどれだけ貴重か、そのことに気づきなさい」

 とおっしゃいます。

「今」をクリーニングしながら生きることで、過去と未来に置いた記憶もクリーニングされる。だから「今」に戻ってクリーニングすることが大事だと。

「自分を今日生きる」ことが、来月、来年、十年後とつながっていくんですものね。だから、「枠」に捉われず、いま自分がどう生きるか。

 

吉本 日々、しみじみとそう思うんですよね。好きなことは好きだし、嫌いなことは嫌いだし、そういう選択で未来は決まっていくから。

 

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吉本 やはり自分を知っていて、どうしたら自分は大丈夫でいられるかを考え、行動するということですよね。

 

平良 ホ・オポノポノでは、何か問題が起きたとき、最初にウニヒピリに問いかける言葉は、「問題はどこにある?」ということです。

 問題のほんとうの原因はどこにあるのか。外で起きていることでさえも、自分の潜在意識が溜め込んできた記憶であると、何度も振り返りながらクリーニングしていきます。

 苦しい作業である場合もあるけれど、世界は一気に開いていく印象があります。

 

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吉本 ほかの人にはこれは心地いいけれど、自分は心地よくない。そして、自分は心地いいけど、ほかの人はいやだろうな、とか。

「自分は何が好きで、何ができるかな」というのがわかることが大事だなと思います。

 ・・・

 ・・・代わりに私はできないことや、しないことがたくさんあって、味わえないこともいっぱいありますし。

 そのことを受け入れていくのも人生かなと思います。

 

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吉本 流れって、よく見ればわかります。

 ただ、自分をよく見ていなければ、間違ったインスピレーションが来かねないですよね。私だって、今でも朝早起きしてる人にとても強く憧れますもの。「朝型になろう」みたいな本を読んで、その気持ちになったりとか、なりかねないんです。

 でも、できないことはできないんだな、とあきらめでもいいので、自分というものをわかっていると、意外に変なことはしない気がします。インスピレーションというと、急に来て急に従うといったイメージがあるけれど、何かの先にふと自然に置いてあることのような気がします。そんなに突拍子もないことではないんです。

 ・・・

 力みが入ると、いろんなインスピレーションが入ってきにくくなりますし。自分が自分でいることは、じつはラクなことだと思います、きっと何よりも。誰かと比べさえしなければ。

 

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平良 ・・・全部クリーニングして手放していくことで本来の自分にどんどん戻る、または戻らざるを得ないことがまわりで起きてくるということを実感しています。

 

吉本 厳しい道ですよね。ヒューレン博士もおっしゃっていました。

「厳しい道だから。でも、やらないよりやったほうがいいんだ。簡単な道ではないし、困難だけれども、やり続けるんです」

 って。

 結局、人間は何のために生まれてきたかというと、ほんとうの自分を見つけるために生まれてきたわけですよね。・・・

 

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平良 ヒューレン博士やKRさんも、いつも最終的には、「私たちはディヴィニティの道具です」とおっしゃっています。

「神聖なる意志が『わたし』を通して働くことがベストな状態である。そうであれる自分であるとき、ベストな状態で物事が運び、自分を含め、あらゆる存在が自由になれる」

 と。これこそ私たちが「ほんとうの自分を生きる」意味なのですね。