次元を広げるサポート

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 きのうのお話のつづきです。UFOや宇宙人に出会う体験、臨死体験は次元を広げるための宇宙からのサポートではないか、と書いてありました。

 

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 友人の名はクレッグという。知り合ったのはパリで2006年、偶然にも臨死体験に詳しい人だった。彼はパリに来る前、コネチカット州立大学で臨死体験の研究をしている心理学者ケネス・リング博士の助手を務めていた。・・・

 1992年にケネス・リング博士は『オメガ・プロジェクトーUFO遭遇と臨死体験の心理学』(春秋社、1997年)という本を出版している。この本のなかで、博士はUFO遭遇体験と臨死体験の様子、体験者たちのその後の人生や意識の変化を比較し、UFO遭遇と臨死体験は同じような目的で起こっているのではないかという結論に達している。・・・

 リング博士によると、UFO遭遇体験および臨死体験をした人たちには、共通して次のような人格的変化が起こっているという。

 1.他者への思いやりが増大する

 2.ありのままの自分を受容する

 3.生命への畏敬の念が起こり、環境問題や生態系への関心が高まる

 4.物質的な欲求よりも精神的な豊かさを求めるようになる 

 5.精神的な知識への関心が高まる

 6.死への恐怖感が完全になくなる

 僕はこのリストにもう一つの変化を加えたいと思う。それは、この体験によってスピリットに対する感覚が開かれ、インスピレーションが高まるということ。

 リング博士が論じたように、UFOや宇宙人に出会う体験も、死の淵まで行くという臨死体験も、僕たちを次なる次元へと引き上げるための、宇宙からのサポートだと解釈していいだろう。

 個人の意識に変化を起こすことが超常現象の目的だ。直感力や第六感が高まった次なる人類は「個人の意識」でなく「集合意識」をベースとして行動するのではないかと僕は思う。

 もし僕たち一人ひとりにこういう意識の変化が起きたなら、地球全体が変わっていく。

 きっとそれは本当の平和な時代の始まりになるだろう。

 ・・・アニータ・ムアジャーニという末期癌患者だった女性が、臨死体験のあとすべての癌が消滅し、完全に健康になったという実話をつづった『喜びから人生を生きる!―臨死体験が教えてくれたこと』(ナチュラルスピリット、2013年)は世界的なベストセラーになった。

 彼女は臨死体験中の出来事をこう記している。

「宇宙は生きていて、意識で満たされており、すべての生命や自然を包み込んでいるのだと悟ったのです。あらゆるものが、無限の〝全体〟に属していました」