一人ひとりが創造者

ワンネスの扉 ― 心に魂のスペースを開くと、宇宙がやってくる

 私たちみんながこの世界の創造者であり、そこにはスピリットの応援があり…わかりやすく書いてくれていました。

 

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 次第にわかってきたのはこういうことだ。僕たち一人ひとりが創造者で、つくり出したいものを念じて宇宙へ送り、宇宙は鏡のようにそれを実体として映し返す。そのプロセスは一から十まで時間がかかるが、最初のステップは「思い」だ。思いは漠然とした雲となり、それがだんだん形ある実態となっていくことで物質的な次元で具現化される。

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 ・・・最終的にわかったことは、波動によって同じ波動レベルの物事や人物が引き寄せられてくるということだ。まさに「類は友を呼ぶ」の通り、自分の波動によってそれに見合う環境が備わっていく現象を数多く目撃した。それは物事や人物だけではなく、目に見えない存在についても同様だ。自分の波動が上がると、さまざまなスピリットやあの世の霊たちも見えてくるようになった。

 ・・・人々を見つめていて一番驚いたのは、・・・スピリットの存在だ。通りを歩く人のまわりに寄り添う、たくさんのスピリットたち。なかには亡くなった人の霊もいたが、多くは身体を持たずにこの地上で活動している存在だった。スピリットたちは人のすぐそばにいて、霊的に励ましたり、その人の考えをじっと見守っていたりする。・・・そういったスピリットと人間との関係はどれもポジティブで、人々にスピリチュアルな支援をしているように見えた。

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 スピリットたちは皆、心から人間を支えたいと願っていた。・・・

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 僕が見たスピリットはとても自由に人々のあいだを闊歩していた。何より驚いたのは、その存在の多さだった。一人、二人といった数ではなく、そこらじゅうにあふれている。人間一人につき少なくとも一人のスピリットが付き添っていた。