ガリバー旅行記

臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」 (単行本)

ガリバー旅行記が時空を旅して書かれたものだとは、へぇ~でした。

 

P156

 ・・・私たちの中にはどういうきっかけかわかりませんが、意識を肉体から分離して、過去や未来に自由に時空を移動できた人もいたのではないかと思います。その一人が『ガリバー旅行記』を書いたジョナサン・スウィフトです。

 彼は、ガリバーという男を主人公にして、さまざまな国に旅した物語を書いています。でもあれはフィクションではなく、彼が実際に時空を旅して見てきたものを題材にしているのではないかと私は思っています。

 その証拠に、彼は火星の衛星フォボスダイモスが発見される一〇〇年以上も前に、火星の二つの衛星について『ガリバー旅行記』に書いているのです。宇宙に詳しい私の目から見ると、衛星の大きさや軌道など、驚くほどフォボスダイモスに一致します。

 私は二二歳で臨死状態になり、しばらく入院していたときに、百科事典でフォボスダイモスについて調べたことがあります。

 すると「フォボスダイモスについては『ガリバー旅行記』にも記されている」と当然のことのように書いてあって、「百科事典なのに、そんな不正確な書き方をしていいのだろうか」とびっくりしたことがあります。一〇〇年以上も前に出版された『ガリバー旅行記』に、なぜまだ発見されていない火星の衛星についての記述があるのでしょうか。これこそがスウィフトがタイムトラベラーだった証拠ではないでしょうか。