マコモ

臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」 (単行本)

 最近マコモという植物について続けて目にするなと思っていたら、この本にもありました。

 

P94

 ・・・最初の生命である藻のエネルギー源は食べ物ではなく放射能だったと私は思っています。

 というのも、藻が出現したころの地球にはほかに生命体はいなかったからです。当然、藻のエサになる有機物は存在しなかったわけです。

 当時の地球は強い放射能でおおわれていました。藻は放射能から放出される放射線から電子を奪って、エネルギーに変えていたのではないでしょうか。

 おそらくそのためだと思われますが、広島と長崎に原爆が落ちたあと、その周辺に背丈が三メートルもあるようなイネ科の巨大な植物が生えたという記録が残っているそうです。・・・

 ・・・なんらかの植物が巨大に育ったということは、おそらくその植物は本来なら放射能を養分にしているものだった、・・・という推測が成り立つのではないでしょうか。

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 私の考えでは、原爆のあとに出現した巨大な植物はマコモだったのではないかと思います。なぜならマコモは一つ電子が足りない元素を持っている古いタイプの植物だったと思われるからです。

 マコモはかつで出雲大社をはじめとして神社のしめ縄に使われていたといわれるイネ科の植物の一種です。出雲神社では毎年六月一日にマコモの上を宮司が歩く「涼殿祭」と呼ばれる神事が残っているほどです。

 通常は稲わらや麻がしめ縄の材料となりますが、なぜ、わざわざマコモをしめ縄に使っているのかというと、マコモが特別な意味を持つ植物だったからではないか、と私は思っています。

 マコモは電子が一つ足りない元素を持っているので、周りから積極的に電子を奪ってこようとします。その動きが活発な電気の流れを生みます。

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 それだけ直接的に電気を流すことができるので、細胞の活動は活発になります。ということはマコモを使えば、細胞の再生も早くなります。

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 出雲大社でいまもマコモを祭る神事を行っているのは、マコモによって電気の流れを活発にして、生態を癒したり、ものが腐るのを防ぐ、すなわち穢れを取ろうとしていた名残ではないかと私は推測しています。