あした死ぬかもよ?

あした死ぬかもよ?

トレーナー仲間の幸さんから、明るい終活セミナーのときに教えてもらった「あした死ぬかもよ?」を読みました。
幸さんは、この本を読んで、いつ自分が旅立っても後の人が困らないように、ノートに伝達事項をまとめたそうです。
これは、どんな制限を自分にかけているだろうか?というテーマのところに載っていた詩です。

P27
 ナディーン・ステアさんの詩をご紹介します。

 人生をもう一度やり直すとしたら、今度はもっとたくさん失敗したい。
 そして肩の力を抜いて生きる。
 もっと柔軟になる。今度の旅よりももっとおかしなことをたくさんする。
 あまり深刻にならない。もっとリスクを冒す。
 もっと山に登ってもっと川で泳ぐ。
 アイスクリームを食べる量は増やし、豆類の摂取量は減らす。
 問題は増えるかもしれないが、想像上の問題は減るだろう。
 というのも、私は毎日常に良識ある人生をまともに生きてきた人間だからだ。
 もちろん、バカげたことも少しはやった。
 もし生まれ変わることがあったら、バカげたことをもっとたくさんやりたい。何年も先のことを考えて生きる代わりに、その瞬間だけに生きたい。
 私はどこに行くにもいつも万全の準備を整えて出かけるのが常だった。
 体温計や湯たんぼ、レインコートやパラシュートなしにどこにも行かなかったものだ。
 人生をやり直すとしたら、もっと身軽な旅行がしたい。
 もう一度生き直すとしたら、春はもっと早くから裸足で歩き出し、秋にはもっと遅くまで裸足でいる。
 もっとたくさんダンスに出かける。もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。
 もっとたくさんのデイジーを摘む。
 それぞれの瞬間をもっとイキイキと生きる。

 こんなことわざも載っていました。 
P73
Man lives freely only by his readiness to die.
 死ぬ覚悟ができて初めて人は自由になる。