マツコ・デラックスさん

マツ☆キヨ

マツコ・デラックスさんと、池田清彦さんの対談を読みました。
なにか肩の力が抜けて楽になる本でした。
(まだ力入ってたんかい、と自分に突っ込みたくもなりますが 笑)

ここは、ああ、マツコさんあったかいな、と思ったところです。
マツコさん的に感じている人も、表に出ないだけでけっこう存在すると思うのですが。。。

P83
マツコ アタシはね、メールでも、他人に質問とかをされると、あれこれと考えてしまうの。「なんて答えてあげたら彼にちゃんと伝わるだろう?」とか、「きっと彼は、このことについてはあまりわからないだろうから、ここはちょっと詳しく説明しておかなきゃいけないだろうな」というふうに考えるのね。そうして一生懸命に考えて返信を書いていると、長文のメールになっちゃうわけよ。それでもなんとか「これならきっとわかってくれるはずだ」とか思いながら書き終えてそのメールを送ると、質問した彼からすぐに「わかりました」とか、ひと言だけのメールが返ってきたりするのよ(苦笑)。そんなに簡単なことなんだったらアタシに訊かないでよ!とか思っちゃうわ。あなたがわからないと言ったから、アタシはわかってもらえるようにこんなに考えて考えて書いたのに、って。それで、「もうっ!」って思って、イライラしてしまうんだけど、たぶんアタシがいけないんだろうね。メールとかで来る質問に本気で考えて答えちゃいけないんだろうね……。

池田 もはや、そうなのかもしれないな。おれもメールには「了解。」とかしか書かないけど。メールも嫌いだから。

マツコ アタシはもう、ついていけないわ。池田先生たちや上の世代の人たちといっしょに死ぬわ、もう!(笑)
 だって、これからはそれが当たり前の世界だというのなら、アタシみたいなのは生きていけないもの!