このあたりも

あたらしい東京日記

ひきつづき、共感して読んだところです。

P98
 ・・・山と星を見て暮らしたいというので、本当にI君がそういう生活をするようになったらいいなって、心底思う。本来の自分になって輝くことがほんとうにまわりの人にもしあわせだし、まわりの人を輝かせることになるなあって思う。

P101
 読者の方といろいろ話す。特にMさんは、うちの編バイしみちゃんが大学を休学することを知ってびっくりしてた。もうすぐ成人しそうな息子さんがいらして、つい厳しくしてしまうのだそうだ。でも、しみちゃんの休学を知って、自由でいいんだって思った、とか。「自分に甘く」ということばに目を潤ませていらした。母親はずっと気を張って、人のために働いていると思う。「よく20年間やられました。今度はご自分のために時間を使ってくださいね」という話になっていき、思わず拍手がわき起こった。

P104
 9時から会議。みんなの報告を受けて、今日は、一人ひとりのどういうところがありがたいか、いいところかを、カードに書いて渡す、というのをやってみた。前の日に思いついたのだけど、簡単に名づけるなら、「承認交換会」。照れくさいかなと思ったら、やってみてすごくよかった。意外にも、誰かが「こういうことをしている」から、いいということよりも、「いてくれることがいい」という意見があったこと。あと、上司の立場でいうと、スタッフ同士が行っているがわたしが把握していない作業について浮き彫りになっていい。また、人ってどこを見ているかわからなくて、何が助けになっているかわからないということに気づける。エネルギーが高まるのがわかるし、感謝の気持ちや、尊敬の気持ち、誇りが出てくると思った。