終活セミナー


1年くらい、なかなかアイディアがまとまらなかった新しいセミナー、ようやくできました(細かな作業はまだこれからがんばりますが ^_^;)
タイトルは「明るい終活セミナー」です。
日帰りセミナーと思って検討していたら、いつまでたってもまとまらず、おかしいなぁ?アイディアは降りてくるのになんでかな?と思ってました。そしたら1日で収まる内容ではなかったと…結果的に3泊4日になりました。
坂本さんの「明るい死後世界」という本のタイトルを見て、「明るい終活」セミナーという名前にしました。
旅立ちの時を前向きにとらえ、「今ここ」に気づきたい、と思いがこめられています。
八ヶ岳のルラシュが会場なのも楽しみです。
食事がマクロビではなくなったそうですが、素材重視の健康的なメニューのようです。
タマゴや魚も使うそうなので、個人的にはかえってうれしい♪
お部屋が1人1部屋なのもいいですね。
お申込みなど詳しくはこちらをご覧ください→ https://www.aqu-aca.com/seminar/brightshukatsu/

それに関連して、「看取るあなたへ」という本の中で興味深く思ったところを書きとめておきます。

看取るあなたへ

P217
 その研修で、もうひとつ大事だったのは、「人生脚本の書き直し」というものでした。
 ・・・そのプログラムはこんな質問だったと思います。
「あなたは、何歳まで生きると思いますか」「それまで、あと何年ありますか」「あなたの人生の最終日、臨終の床に寝ていると想像して下さい。それは、どんな状況ですか。まわりに誰がいますか」「あなたが亡くなったとき、あなたの家族、知人、友人は、あなたの一生についてどんなことを言うでしょうか。また、自分自身では自分の一生についてなんと言うでしょうか」
 そのような質問のあとに、「あなたが大切にしている、重要と思っている言葉は何ですか」「あなたがいきいきしていると感じるのはどんなときですか」「現在あなた自身についてどんな問題を感じますか」「もしそれを変えるとしたら、どのように変えますか」といった質問が続いていました。
 自分が何歳まで生きることができるのか、あるいは、何歳まで生きたいと思っているのか、残された時間をどのように過ごしたいと思っているのか、自分の人生が終わるときに、どのような場所で、誰にそばにいてほしいのか、そのときどのようなケアを受けたいのか、と書き進めていくうちに、日頃漠然としか意識していなかった、それからの生き方を確かめるきっかけになったのです。
 最後は自分自身への弔辞を書きました。それはそれからの自分の人生をどう生きるつもりなのか、覚悟の表明のようなものだったと思います。・・・
 あのとき、自分の臨終の場面を書いていて、私たちは死ぬときに、それほど大げさなことを望んでいるわけではないのだと気づきました。あたりまえに生きながら、いまある日常の延長の中で、人生を終わりたいと望んでいることに気がつきました。それが「人間らしく死ぬ」ということなのだと。