違和感と心を開くこと

おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書)

ここを読んで、そうだ、この感覚こそ他の星の存在と会うときに必要だなと思いました。
どうも見慣れない存在には、怖いっていう反応が反射的に出てしまい…会いたいのにこれじゃダメじゃないかと反省してたところだったので(^_^;)

P70
 私の持っている異様な気配や濃さは、どうしてもお店などで店員さんにこわがられてしまいます。若いときは私がなにかおかしい見た目をしてるのでは?と思ったくらいです。今は亡き父親によく言われました。「君の得体のしれなさが相手を怯えさせるんだ」と。
 今でもそういう目で見られるときがありますが、そんなとき私が自分の職業を言うと、相手はほっとして近づいてきます。よくわからないものを、人はこわがるのです。だから普通でいたほうが安心だということなのでしょう。
 でも、最後にひとつだけ。
 私がどんなに得体がしれなかろうと、なにをしているかわからない人で気味が悪かろうと、職業を名乗らなかろうと、初対面からいつもオープンで明るく接してくれる人はいました。やがて私が名乗ると、人と違う職業の人だとは思っていました、と彼らは言い、それからの態度もオープンなままで決して変わらなかったです。・・・ 
 だから、違和感を感じて身を守ることと、オープンであること、この一見相反することを同時に心がけてほしいなと、思います。そのことは、きっと普通に見えて普通でない、すばらしい世界にあなたを連れていってくれると思います。