やせる本?

フランス女性は太らない―好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣 (日経ビジネス人文庫) もりだくさんすぎ―yoshimotobanana.com 2010 (新潮文庫)

よしもとばななさんの日記が本になったものを読んでいたら、
「これまで読んだダイエット本の中でいちばん意味があったのは『フランス女性は太らない』・・・である。これを読むとそのあと一ヶ月で確実に三キロは落ちる。たまに読んでは面白おかしく調整する」
と書いてあって、どんな本なんだろう?と思って読んでみました。
つまりはバランスよく、人生を楽しみ、味わう、というまっとうな内容で、それは体もバランスよくなるでしょう、と納得。
やすらぎの里http://www.y-sato.com/で教えてもらったことの、西洋版という感じでした。
ここに書いてあった「食べ物を楽しむ心の準備をする」というポイント、すごく大事だなと思いましたし、この心の余裕があれば日々健やかだろうなと思いました。人生、そんな余裕のない時期もありますけど(^_^;)

P172
 ・・・友人と外食すると、レストランでシャンパンを飲んている客はわたしたちだけであることによく気づく。たとえ料理がおいしいパンとバターと牡蠣だけだとしても。昼間から何を祝っているのだろう、とバーで鮮やかなオレンジ色のカクテルを飲んでいる人々は不思議がっているようだ。人生よ、とわたしは心の中で思う。マレーネ・ディートリッヒは、シャンパンは毎日を日曜日だという気にさせてくれる、といっていた。それはいいえて妙である。
 ・・・
 わたしにとってシャンパンは食欲を刺激し、味蕾を目覚めさせる最高の手段だ(覚えておいていただきたいが、食べ物を楽しむ心の準備をすることは、適量で満足するには必須なのである)。・・・