再び横尾さん

ぼくは閃きを味方に生きてきた (光文社文庫)

再び横尾忠則さんの本から…
これもほんとに大事だなと日々思います。

P118
 ・・・いっそ宇宙を味方にしちゃえばいい。というか友達にしちゃえば、アカシックレコードから発信される直観によって、「ああそうですか、はいはい」ってやるのが僕のやり方なんだ。勉強嫌いな僕には一番ピッタリだ。
 だけど、直感を受けても「ちょっと待てよ」とか「直感が来たけれども価値あるものなのか。これをそのまま表現したら人が笑うんじゃないか」とかね。みんなすぐそういう第三者の目で自己採点してしまう。その時にその人の持っている知識とか思想ですり替えてしまうわけ。知識を詰め込んだ人間は特にそうだね。すり替えて分析したり、論理的な解答を与えてしまって、それから動こうとするわけ、その方が安心だから。計算しちゃうわけね。誰だって損になることはしないからね。ところが直観というやつは損得を無視してやってくるからね。まったく理不尽にやってくるからね。それは結局試されているんだけどね。直観を衝動に置きかえることはある種の人間にとっては非常に勇気がいることだから、・・・