痛みは贈り物を伴う

もしここが天国だったら? ― あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる

またアニータさんの本に戻りまして…ここも、読んでいてとても励まされました。

P274
 最近広く信じられるようになった「ポジティブな態度がポジティブな現実を生み出す」という考えのせいで、痛みや苦悶を経験している人たちは自分の苦しみ以上のもの―すなわち、私たちは常に前向きでいるべきだと主張する周囲の人たち―にも対処しなければならなくなりました。痛みや喪失と向き合っている時につらい感情を抱くのは当然のことなのですが、私たちの社会の大部分はそれを不快に感じています。"目覚めた考え方"とされる思考方法に従えば、人間としての本当の経験は妨げられてしまうでしょう。「もし痛みを感じるとしたら、何かしら失敗している」と信じるように導かれるからです。
 楽観的に考えることや希望を持つことは確かに役に立ちますが、人生の大災難が避けられないような時、前向きでいる必要があるという信念はさらに大きな負荷を加えるだけです。そこで私たちは、「スピリチュアリティの欠如のせいで自分に災難が降りかかった」と痛みを恥じてしまいがちです。同じように、私たちは他人が苦しんでいる時に、その痛みを表現するスペースを尊重せずに、ありきたりの決まり文句や忠告を提供してしまうことがよくあります。ポジティブ思考やアファメーションは様々な点において価値のあるものですが、それがまったく役立たない場合もあるのです。それはバンドエイドのように、単に傷を覆って見えなくしてしまいかねません。
 痛みから抜け出る一番いい方法は、それを十分に経験することだと私は学びました。つまり、まず痛みがあることを認め、それから受け入れるということです。痛みの存在を承認して、それを心から感じることを自分にゆるす―そう、痛みを自分のものにするのです。
 痛みは、必ず贈り物を伴います。何にも増して、痛みは喪失感や悲嘆、苦悩を経験している人たちをもっと理解したいという共感を、私たちに与えてくれます。これらの経験は、私たちをもっと人間らしくし、もっと神に近づけてくれることでしょう。

 この最後に書かれているような、痛みを心から感じることを自分にゆるす、そのような目的にも使ってもらえるセミナーが「心を開いて 愛の源につながる」です。自分の中にあるあらゆる感情と仲良くなろうとするエクササイズが2回あります。
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