対立した性質は実は同じもの

もしここが天国だったら? ― あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる

二元性と非二元性についてのお話です。バシャールも、怖れとワクワクは同じものですって言ってたのを思い出しました。

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 この世では、判断しないことはほとんど不可能です。というのも、私たちは常に識別し、区別し、判断しなければならないからです。それが私たちの、人生の航海の仕方なのです。私たちは、善か悪か、ネガティブかポジティブか、光か闇かを区別できなければなりません。これらは互いに対立した性質として認識されます。私たちはいつも比較と判断をしながら、常に選択をしています。そして、ある選択が自分や周囲の人たちをより幸せにした時、その選択が他の選択よりもよいものだと信じます。確かに、私たちにより役立つ選択というのがあるように思えます。どの選択が自分に最も役立つかという学びによって、私たちは人生を切り抜けていくのでしょう。
 でも、私が臨死体験中に学んだことは、互いに対立していると認識していた性質が本当は対立していないということでした。それは協力し合って働いており、もし一方がなくなればもう片方も消えてしまうのです。片方を知ることなしに、もう一方を知ることはできません。・・・
 つまり、私は同時に硬貨の両面を見ることができただけでなく、実はそれらは同じ一つのものであると理解したのです。・・・ですから私は、向こう側の世界では人生をありのままに受け入れていました。実際それは受け入れるという以上のもので、私はあらゆる人やあらゆるものに対して完全な無条件の愛を感じていました。自分自身や他のすべての人に思いやりや共感を抱いていたのです。