日々是好日

みんながブッダ

これもまた大事だなと思いました。

P226
 日々是好日
 雲門云く、「十五日以前は汝に問わず、十五日以後、一句を言いもち来れ」。
 自ら代って云く、「日々是好日」。     ―『碧巌録』

 雲門は九〜一〇世紀、唐代末期から五代十国時代にかけて生きた禅僧で、雲門宗の開祖です。
 さて、一日、十五日は、禅門では法堂(説法をする御堂)に上り、禅師が説法する日です。
 その十五日の上堂の日に、雲門禅師が、「十五日以前のことはもう過ぎたことだから問わないが、今日からどう生きるか、一句で言ってみよ」と弟子たちにせまりました。弟子だちは誰も口を開きません。
 そこで、雲門が「日々是好日」と言ったのです。
 雲門が自らの心境を吐露した有名な一句です。
「毎日毎日が好い日だ」というのです。
"Everyday is a good day."と英訳されて、外国の禅者にも好まれている言葉です。
「晴れてよし曇りてもよし不二の山 元の姿は変わらざりけり」とうたった山岡鉄舟と同じ心境でしょう。「不二」は二元的対立を超えた「空」の境地。
 元気も好し、病気も好し、順境あり逆境あり、昨日結婚式があれば、今日はお葬式。これが私たちの人生の実相です。