誰もが黄金のしずく

黄金のしずく(DVD付き)

こちらは、イエス仏陀も私たちも一緒だ…という、そして統合の始まりについてのお話です。


P65
サーシャ ・・・イエス仏陀のような存在は、あなた自身も湖の一滴であることを思い出させる役目を担っています。しかし、人間はイエス仏陀という個人に執着しがちです。ですが、イエス仏陀とあなたは本質的になにも違いません。皆が同じように湖の一滴なのです。一番大きな違いは、イエス仏陀という一滴は、生まれたときから本来の自己を完全に理解し、表現していることです。
 誰しも湖の一滴であるがゆえに、本来、同じ可能性を持っています。湖は今も分離と二極性について学んでいるので、ほぼ「なにも覚えていない状態で生まれる」一滴もいれば、「完全な記憶を持って生まれる」一滴もいます。大きな視点から見ると、この行程全体が高度な機械のように、複雑でありながらもシンプルにできています。結局、最後はすべてバランスが取れるからです。もっとも分離が深いときに、湖の中から明るい光が輝き、(あなたに見る気があれば)、自己の本質について教えてくれるのです。極性が統合に向かい始めると、湖から出現したすべてのしずくの中から光が生まれます。その光はあなた自身です。そして、そのプロセスは今、始まったところです。だからこそ、多くの人が分離のパラダイムに必死でしがみついているのです。これだけ大きな変化は恐ろしく感じられるからです。しかし、このプロセスはもう止めようがありません。