プロフェッショナル

プロフェッショナル 仕事の流儀 (13)

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀、好きでよく観ています。
これはもう10年位前に登場した方3人が1冊にまとめられたもの。
どの方の話も、読むと自然に背筋が伸びるような…。
浦沢直樹さんのこのお話が印象的でした。

P72
 浦沢と二〇年以上コンビを続けてきた長崎は、この「謙虚さ」の中に浦沢の「天才性」があると指摘する。
「俺が考えなきゃダメだとか、こうしなきゃダメだと言う人がいるんですけど、あの人はそれがないんですよ。創作の神様の前で素直な人なんですね。創作にもし神様がいたとしたら、それに対してものすごく素直な人なんですよ」
 すべては漫画のために。その思いが浦沢の仕事を貫く。
「自分の力の一〇〇パーセントなんていうのは、たかだか自分の中だけ。自分がびっくりするものをつくるために、みんな力を貸してくれって感じがするんですね」