上江洲義秀さんの光話をまとめた「『気づき』をあなたに」を読みました。
P155
私が覚醒に至り悟ったことの一つは、「あの世でできることはこの世でもできる」ということ、具体的には「飲まず、食わず、他者のために祈り働き続ける」「より高い波動の状態で肉体ごと移動させることも含めて―思いを実現させる―」ということなどでありますが、これを日々実行していくことで喜びに満たされているのです。
「こころざしをはたしていつの日にか帰らん」と童謡「ふるさと」の歌詞にありますが、正に私たちの人生そのものの姿であると思います。
と、このような方のお話なので、読んでいると背筋が伸びる感じです(^_^;)
また心に残ったところをメモします。
P19
豊かさとは、ほんの小さなできごとからどれだけ多くの情報をイメージすることができるかでもあります。
その想像力は、あなたも周りも豊かにしていくはずです。
一つの形は次元を変えてみると同形にみえたり、近いものにみえたりすることがあります。また角度を変えたり、補助線を引いたり、逆からみたり、さらには視点を複数もったり距離を変えてみることも私たちを豊かにします。さらにはエッシャーなどによる「だまし絵」や「からくりアート」のように常識の盲点をつく作品も、柔軟な思考を養うのに役立つのではないでしょうか。
散歩の途中であなたが一人の老婆を見かけたとします。あなたは遠くからゆっくりと近づいてくるその老婆がまだ若く美しく、はつらつとしていた頃を思い浮かべられるでしょうか。
その方の魂の本質は何ら変わっていないのです。人は皆、年を取ります。あなたが愛するのは若く美しい時の姿、「現象」というものだけでしょうか。
もし、あなたがそうした優しい思いをめぐらせたとしたら、あなたの思いはその老婆に伝わり、本人も気づかないうちに静かに癒されていくのです。思いは届き、そしてあなたにかえっていくのです。