「お金」の教養

働く君に伝えたい「お金」の教養

まだまだ知らないことがたくさんあるので、20代ではありませんが(笑)この本を読んでみました。
なるほどそういう考え方なのね、と改めて腑に落ちることが色々ありました。
たとえば年金制度について。

P56
 ・・・「どうして政府は借金をしてまで年金制度を維持しようとするか」に対する答えは簡単。年金をなくしたら、社会が不安定になるから、です。
 想像してみてください。君がガールフレンドといざ結婚するとなったとき、「私のお父さんとお母さん、年金も払っていないし、健康保険にも加入していないの」と言われたら、どう思います?
ーえっ……めちゃくちゃ怖いですね。「全部僕たちで一生面倒見ないといけないの?」って思っちゃいます。
 二の足を踏みますよね。だから、みなさんが安心して結婚できるのも、年金や医療保険があってこそだということになります。
 要するに社会保障とは、みなさんの「実家への仕送り」代わりのようなものなのです。

それから、お金の使い方について。

P86
 ・・・つまり、お金そのものに価値があるのではなく、何かと交換したときに、はじめて価値が生まれるということなのです。交換しないまま、使わないままに置いておいても、価値は生まれません。・・・
 ・・・
 日々の消費を、なんの思考も思想もなく垂れ流さないこと。「自分が楽しくなる使い方のルール」を持ち、それに沿ってお金を使うこと。大切なのはこの2つです。
 お金の使い方を考えることは、自分が何を楽しいと思い何を大切にし、どんな人間になりたいかを自問自答することなのです。