桜井章一さんの「ツキの正体」を読みました。
また印象に残ったところを書きとめておきたいと思います(^^)
P29
現代社会は一見、高度な専門知識やハイテクで成り立っているように見えるかもしれませんが、所詮、人間は人間。どんなに文明が発達しようと、そのおおもとになっているのは、感性だと思います。
知識やノウハウを信じれば信じるほど、見えなくなるものがある気がするのです。
感性を高めるのに一番いいのは、いろいろなことに「気づく」ように努めることです。
場の空気に気づく、人の気持ちに気づく、ツキの流れに気づく。
すべては「気づく」から始まります。
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気づくだけでは、まだ不十分です。気づいたら、即、動かなければならない。考える前に行動するのです。
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・・・頭を経由しないで、感覚と行動が直結するようでなければいけません。・・・
だいたい人間は、考えれば考えるほど、動けなくなるものです。損得勘定がちらついたり、体面が気になったりして、迷いが出てくるからです。
そのメカニズムをぶっ壊す。自分に損得や体面を気にする暇を与えず、迷いが出てくる前に身体を動かしてしまうのです。
そうやって瞬間的に行動していくと、本来の自分という人間がもろに出てくるはずです。自分を取り繕う暇がないので、いいところも悪いところも、全部出てしまう。
それでいいのではないかと思います。自分を隠したってしょうがない。誰にでも、いいところもあれば悪いところもあります。全部さらけ出して、そのうえで悪い部分をしっかり認識し、修正していけばいいのです。
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「気づいたら即行動」を習慣づけるメリットは、本来の自分をさらけ出し、自分という人間をきちんと認識できることにもあるのです。
そうやって自分に素直になると、肩の力が抜けて、楽になります。リラックスした状態でいれば、精神状態にゆとりが生まれて、場の空気にも敏感になる。
その結果、ツキを引き寄せやすくなるのです。
また、細かいことに気づけるようになると、「間に合う」ことが多くなります。タイミングを逃すことが少なくなり、自然と「間合い」がはかれるようになるのです。