展開の早い対談

田原総一朗責任編集 2時間で人生が変わる! 嫌われることを恐れない突破力! 世間という牢獄から脱出する方法 (2時間で人生が変わる!)

だいぶ前に出た本ですが「嫌われることを恐れない突破力!」という本を読みました。
勝間和代さんと堀江貴文さんの対談を、田原総一朗さんが仕切ってるという…
みなさん理解が早いから、ポンポントントン話が進みます。
そうなんだ〜と思うところと、そうかしら?と思うところと、半々くらいでしたが、ここは印象に残りました。

P94
堀江 僕は、人にどう思われるかをロジックで判断しないんです。それを全然気にしてないんですよ。だって、それは僕にとって得になることじゃないですか。要はそれ、利己的な行動じゃないですか。僕、利己的な行動を一切しないんですよ。

勝間 ええーっ!?本当ですか?それ、今99%の読者がね、「ええーっ!?」って感じていると思いますよ。日本全国、一斉に(笑)。

堀江 はい、きっとそう思われているでしょうけど。でも、本当にそうなんですよ。自分が得することを一生懸命やるのは、僕はイヤなんですよ。田原さん、わかります?

田原 うん、よくわかります。自分の得することをまったく考えていないという今の話、そのまま小沢一郎に当てはまると思う。僕はよく知っているけれども。

堀江 自分じゃなくて、まわりの人が得するような仕組みを考えるのが大好きなんです。

田原 それなのに、まわりの人がまったく理解してくれない。これも小沢一郎と同じ。

・・・

田原 脳科学者の茂木健一郎さんが『アタマがよくなる勉強会』(アスコム)という本の対談で言ったのは、「人間は自分のために何かをやるのはうれしい。当然それで脳が喜ぶ。ところが、人間は他人のために何かをやるのもうれしい。これも脳が喜ぶ。肝心なのは、自分のためにやること、他人のためにやること、どちらも脳の同じところが喜んでいる。脳の喜ぶ中枢、回路は同じなんだ」と。利己主義と利他主義は正反対のように思えるけど、脳にとっては、かなり近いことなんだと、茂木さんは断言していた。堀江さんの話も、本当なんだと思うね。

P177
勝間 ・・・するとスイッチコストが高くなるんじゃないですか。あと、気持ちのスイッチコストもありますからね。

堀江 そう。気持ちのスイッチコストのほうが大きいかな。