無呼吸で生きられる?!

食べない、死なない、争わない (人生はすべて思いどおり??伝説の元裁判官の生きる知恵)

これはびっくり、初めて知りました。
不食で生きている方がいるのは知ってましたが、呼吸もしないでいられるとは・・・!

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 不食で生きられる人がいることは、多くの人にとって衝撃でしょう。
 しかし、さらに呼吸さえしない状態で、一定期間生きられることを証明している人たちもいます。もともとヨギ(ヨガの行者)は、修行を積むことによって、定められた日数、呼吸や心拍といった生体反応が消失する「サマディ(最高の瞑想状態)」に到達できるとされています。
 ヨガナンダの著書には、自分の先生であるスリ・ユクテスワに関する無呼吸の記述があります。少年のときに弟子入りしたヨガナンダが、先生の家に泊まったところ、夜中に先生の呼吸音が聞こえないので、死んでいるのかと驚き、確かめようとします。先生が笑いだし、「私は生きているよ」といったというエピソードです。
 そして、現代にも、サマディに到達して、一定期間、無呼吸で生きられるヨギが世界に少なくとも2人います。その1人は、北インドの王族出身で、マハヨギ(偉大なるヨギ)と呼ばれるパイロットババです。
 本来、サマディは公の場では行わないものですが、その状態が本当に存在することを示すために、公の場で行う「公開サマディ」が行われています。パイロットババは、これまでに百数十回の公開サマディを行い、数日から長いときは2週間程度、空気の遮断された水中、土中、雪中、密閉したガラス箱の中などで過ごしています。
 もう1人は、ヨグマタ(ヨガの母)と呼ばれる日本人女性の相川圭子さんです。女性として、外国人として、初めて真のサマディに到達したことで知られるヨグマタは、これまでに18回、アンダーグラウンドサマディと呼ばれる公開サマディを行っています。
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 先ほど、不食者は呼吸によっても栄養素をとり入れているという話をしました。その呼吸さえしなくても生きられる人がいるという事実は、さらなる驚異ですが、基本的な考え方は同じです。
 プラーナは、土中でも水中でも、あらゆるところにあります。それをとり入れるメカニズムが発達したら、やがては呼吸さえせずに生きる状態もあり得るということです。
 この過酷な修行もまた、ギリバラの説明と同じく、人はそれでも生きていける存在であることを知らせるためのものでしょう。

(長くなってしまうので、ギリバラのお話は、明日のブログに書きますね)